世界の「こんにちは」
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ナショナル ジオグラフィック, 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所
115の言語の「こんにちは」を集めた本。
原則として1ページに一つの言語、一つのあいさつ「こんにちは」を紹介。
ことば(言語)の名前、それぞれの言語とカタカナでの表記、その言葉を使っている主な国を紹介しています。英語のように多くの国で使われている言語では、国名が1ページに収まらず、2、3ページにわたり紹介しています。
情報量が非常に限られているので、興味を持った言語名や国名で検索してみると楽しそう。多くの国で話されている言語、たくさんの言語が話されている国に、自然と関心が向かう構成。そのため、言語自体というよりも世界史の世界へと読者を誘う1冊かもしれません。
寝っ転がって眺めていても、10分ぐらいで読み終わりそう。
1800円+税なので、自分で買うかは悩みますが、図書館にあると嬉しい本。
以下、気づいたことをメモ。
紹介されている全ての言語は横書きですが、モンゴル語の補足説明には「縦書きのモンゴル文字も使われます」と書かれています。
一方アラビア語を使っている国は多数。
中国語には「台湾では台湾華語と呼ばれます」という補足説明。