好きなことを知っている人は、しあわせ

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つばさ君のウクライナ語 (黒田 龍之助)


 

 

www.hakusuisha.co.jp

公式ページ(音声ファイルあり)

ブログ作成時、出版社やAmazonには在庫がありました。

 

図書館で、たまたま見かけて借りてきた本です。
日本人向けに書かれたロシア語の入門書「ニューエクスプレスロシア語」を、著者(黒田 龍之助 )自身がウクライナ語に訳して、ロシア語とウクライナ語の違いについて解説した本。


ニューエクスプレスシリーズには、ウクライナ語の入門書もあります。そのため、この本「つばさ君のウクライナ語 」は、ロシア語を学んだことのある人、ロシア語とウクライナ語を比較しながら学びたい人を主な読者として想定しています。


 日本語訳も載っているのですが、基本はウクライナ語とロシア語の対訳なので、ロシア語が分からないと正直ストレスを感じそうです。


名詞や動詞が複雑に変化すると言った基本的なことはロシア語を知っている人には当たり前のことなのでしょう。そのため、もっと細かいことにこだわった内容になっているようです。


 外国語を学ぶとき、言語と言語の距離(どの程度似ていて、どの程度異なっているのか)の問題はやはり大きいなと実感します。そして、どの言語を既に習得しているかによって、新しい言語の学び方は異なってくる。そういったことも実感できます。


 こういう趣旨の本なのですが、前書きを読むと切ない気持ちになりました。

 

以下引用
ウクライナ語はロシア語と非常に近い言語です。系統はどちらもインド・ヨーロッパ語族スラブ語派東スラブ語群ですので、文法はよく似ていますし何より同じキリル文字を使っていますから、ロシア語学習者にとってウクライナ語はとても親しみやすい言語と言えます。
 もちろん違いはいろいろあります。(中略)油断がならないのです。
引用終わり

 

93ページには、こんな説明も。
以下引用
ウクライナ語の単語には、同じ意味でもロシア語と違う形と同じ形の両方を持つものがあります。ロシア語に似た形は、旧ソ連時代にはよく使われましたが、今ではあまり出てこないようです。
引用終わり

 

現在(2022年3月6日)、ニュース番組の中にはウクライナ語やロシア語に字幕をつけたVTRを多用している番組もあります。(今さっき見ていたテレビ朝日サンデーステーションなど)もしも現地の言葉が分かったら、しんどいだろうなというのが正直な感想です。

 

 

こちらはロシア語の知識を前提としない入門書。電子版もあります。