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子どもだけでなく大人が読んでも役に立つキャラクター図鑑シリーズ。
「感染症キャラクターが、こっそり予防法や治療法を教えてあげる」というユーモラスな設定。
この本の特徴は、微生物キャラクター図鑑ではなくて、感染症キャラクター図鑑である点。微生物は子どもだけでなく一般の大人にも馴染みが薄いのが現実。一方、感染症は本人、家族、学校の友だちなどが感染することが多く、非常に身近な存在です。また感染症をテーマとした場合、細菌やウイルスの話だけでなく、感染の仕方、予防法、予防接種、治療法と話を広げることも出来ます。そんなわけで、普通の人にとっては微生物の話よりも感染症の話のほうが理解しやすいと思います。
この本で紹介されている感染症は、インフルエンザ、風疹、みずぼうそう、結核、手足口病など常識で知っておきたいものばかり。難しい理屈は分らなくても、主な症状と予防法は、しっかり頭に入るように書かれています(小学生向けに企画されたシリーズなので、全ての漢字に平仮名がふってあります)
医学や生物学に興味のある小学生だけでなく、医学について常識的な知識を得たい人、生物学が苦手で、とにかく易しい本から始めたい人にも役立つと思います。
気になるあの病気から自分を守る! 感染症キャラクター図鑑 気になるあの病気から自分を守る! [ 岡田晴恵 ]
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タイトルは微生物学ですが、感染症の解説が中心なので読みやすくなっています。大人が「感染症キャラクター図鑑」の次に読むのに良さそうです。