好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

休み時間の微生物学第2版  北元憲利


 

 

医療系微生物学の参考書。1テーマ、2、3ページで短い隙間時間にも活用できる「休み時間シリーズ」の1冊。第2版でカラー化。各章には練習問題付き。

 

この本は、あくまでも大学などで微生物学を学ぶ人を対象に書かれています。そのため文系の自分には難しすぎるだろうと思っていました。しかし「好きになる微生物学」などを読んで見ると微生物の話が面白くなってきたので、この本にも挑戦してみました。

 

実際に読んで見ると、第3章の「微生物検査の技術」は難しくて、よく分らなかったのですが、それ以外の章は何となく分るような気がしました。(電気泳動法の話もDNA鑑定の時に行うPCR法の話も別の本に出てきた記憶はあるので、分からないなりに親しみの持てる内容でした)うろ覚えではなくて、ちゃんと理解して必要な部分を覚えるとなると結構大変そうですが。

 

この本の特徴は、微生物自体の解説は簡潔にして感染症の話を中心にしていることです。初版が出版された9年前には画期的な工夫だったのかもしれません。新型インフルエンザ、エボラ出血熱デング熱エイズ狂犬病ノロウイルスと言った聞いたことのある感染症も多く登場します。(環境問題の話も少し出てきます)

 

ビフィズス菌との関連で「母乳は最高の健康食品」と言う話も。

 

微生物の話は、ゆっくり勉強すると面白いんだろうなと言うのが個人的な感想です。
大部分の人は、短時間で効率的に知識を吸収するために、この本を利用するのでしょうが。

 

休み時間の微生物学第2版 (休み時間シリーズ) [ 北元憲利 ]

 

関連記事 好きになる微生物学(こちらのほうが、さらに初心者向きの内容です)

sukinakoto-happy.hatenablog.jp