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マンガ生物学に強くなる (講談社 ブルーバックス)


 

マンガ生物学に強くなる 細胞、DNAから遺伝子工学まで (ブルーバックス) [ 堂嶋大輔 渡辺雄一郎 ]

 

講談社ブルーバックスシリーズの1冊ですが、内容的には高校生物を扱った学習漫画です。(一部に高校生物のレベルを超える発展的な内容、新しい研究成果も紹介されています)

 

細胞、遺伝子、生殖と発生、遺伝、バイオテクノロジーと高校生物の中でも比較的難しく、現代の生命科学の基礎となる分野を中心に扱っています。
こうした分野が簡潔にまとめてあり、比較的短時間で高校生物の予習や復習をする場合には悪くない内容だと思います。(学習に重点をおいて学習漫画を活用する人にとっては悪くない内容)

 

漫画のストーリーとしては、ある高校の生物部、部員4人が顧問の先生と一緒に国際生物学オリンピックを目指すというもの。この設定はいいとしても、この学校の生物部は実験をしたり生き物を観察したりするのではなく生物学勉強部になっています。個人的には、この点が残念な気がします。(設定上は色々な動物を飼っていますが、勉強部分とはあまり関係ありません)せっかく生物部を舞台にするなら、もっと生物部って面白そうと思えるエピソードが欲しいところ。普段の生物の授業とは違って自分で実験を計画したり、生き物を観察しに山や海にでかけたり。そこで色々発見したりハプニングに出会ったほうが、漫画にするメリットを活かせたのではないかと思います。

 

テーマが漫画向きじゃないと割り切って読むのなら悪くない内容。

 

 

マンガ生物学に強くなる 細胞、DNAから遺伝子工学まで (ブルーバックス) [ 堂嶋大輔 ]