好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

日本人の知らない日本語4 海外編


 

日本人の知らない日本語4 海外編【電子書籍】[ 蛇蔵&海野凪子 ]

 

人気シリーズの第4弾。


今回はヨーロッパの9カ国を訪問して、各国の日本語学校、大学の日本語専攻の現場を視察するとともに、現地の学生や先生とも交流しています。(現地の観光も)
紙面はオールカラー。雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載に加筆・修正したもの。
訪問国は、フランス、ベルギー、ドイツ、イギリス、オーストリアチェコ、スイス(本編ではリヒテンシュタインスロバキアは割愛)

 

こうしたことから今までの3巻とは、ちょっと雰囲気が変わっています。
取材先の日本語学校、大学はイギリス、ロンドン大学など名門校が多数。日本語教師として就職するのは宝くじに当たるか、オリンピックに出場するぐらい難しそうです。学生の多くも秀才、エリートタイプか、オタクっぽい人が目立ちます。ベルギーの大学院の講義では、養生訓の原文を読む授業が紹介されていて、びっくり。

 

今回は海外編なので、日本語を学ぶ外国人の勘違いだけでなく、外国に行った日本人が感じる戸惑いやカルチャーギャップも豊富に収録。凪子先生は外国に行くと、あえて言葉の全く通じない、英語での説明表示も無いような所に一人で行って、その時の戸惑いと発見を楽しんでいるようです。(漫画部分には、それほど出てきませんが、各章の国別コラムでエピソードが披露されています。)言葉よりコミュニケーションを実践できるのは素敵だなと感心しました。

 

日本語にも詳しくなってきた漫画家の蛇蔵さんがヨーロッパの人たちの質問に答えるシーンもあります。しかし、この後の作品では、蛇蔵さんと凪子先生はコンビを解消。第4弾が実質的な最終巻になってしまいました。

 

日本人の知らない日本語4 海外編【電子書籍】[ 蛇蔵&海野凪子 ]