好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

1Q84の韓国語版を図書館からもらってきました。

一年おきぐらいに思い出したように更新している「図書館のリサイクル図書」というテーマ。地元の図書館では、密が避けられない図書のリサイクル市は中止になりました。その代わり図書館の一角にリサイクル図書のコーナーを設けて、図書館で不要になった図書の一部を、一般の人に提供しています。


 今回リサイクル図書のコーナーからもらってきたのは、村上春樹のベストセラー、1Q84の韓国語版です(第1巻と第2巻)。
最初、この本を捨ててしまうのは、もったいないと思って図書館の韓国語書籍のコーナーに行くと、ちゃんと1Q84が3冊ともありました。
リサイクル図書の方をよく見てみると、分類番号などが貼られていません。
おそらく、どこかから寄贈されたものの、図書館でも既に所蔵していたため、リサイクル図書として提供されたのでしょう。


韓国語版の本のカバーには村上春樹の写真が。

(日本語版でも文庫版には、村上春樹の写真と経歴が載っていました。)
日本語版との一番大きな違いは、韓国語版は横書きのこと。
ページ数は、2冊とも600ページほどあって、ハリーポッターのシリーズのように分厚くなっています。


 出版当時、「村上春樹の小説の韓国語訳は、韓国語の小説としては読みやすくても、日本人学習者には十分難しい」などと言う話を聞いた記憶があります。


1Q84の出版は2009年。韓国語版も3か月ほどのタイムラグで出版とのこと。


当時、ほとんどの日本人は、カズオイシグロよりも、ボブ・ディランよりも先に村上春樹ノーベル文学賞を取ると思っていて、村上春樹の海外での人気も、ノーベル賞を強く後押しすると思っていた。外国語で翻訳出版された1Q84は、そんな時代を懐かしむアイテムでもあります。