漢字ふむふむ。
日本に来た中国人の勘違いから、漢字にまつわる物語に触れ、ふむふむするというユニークな番組。(日本と中国、漢字の意味の違いに注目する番組)
第一回のテーマは干支(ね、うし、とら、う、たつ、み・・・と続く干支です)。
中国人の楊(ヤン)さんのエピソード。
日本人に「イノシシは干支にありません。漢字の猪はブタですね」と言って、日本人を怒らせてしまったことがあるとのこと。
荒川清秀先生(愛知大学名誉教授)の解説
中国では猪という漢字は豚(ブタ)と言う意味。年賀状などにも、豚の絵を描く。
干支が日本に伝わったのは飛鳥時代。
(日本書紀に暦に関する記述がある)
当時の日本では猪の家畜化が成功せず、日本には豚がいなかった。そのため、猪と言う漢字は「ブタ」と読まず、姿が似ている「イノシシ」と読んだ。
日本以外でもベトナムでは牛が水牛に、タイでは羊が山羊(やぎ)に、カザフスタンでは虎が豹になっている。各国で、現地にいる似た動物に入れ替わっている。
蛇足1
韓国でも、イノシシ年ではなく「ブタ年」
蛇足2
猪という漢字を漢和辞典で引くと、「豬」が正字と出てきました。豕(いのこ)だけでも、「ブタ」の意味がある。豚になると、「こぶた」とか「肉付きのよいいブタ」になるそうです。
この番組は変則的なスケジュールで放送されるようです。
漢字ふむふむ
同じ漢字でも日本と中国では意味や使い方がまったく異なる!?日本に来た中国人のユニークな勘違いエピソードから漢字の意外な物語にふむふむする。
第2回2月22日(月)午後7:50〜午後7:55(5分) Eテレ(021)
第3回2月27日(土)午後4:15〜午後4:20(5分) Eテレ(021)
第4回2月28日(日)午後4:25〜午後4:30(5分) Eテレ(021)