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ガリレオの望遠鏡から関数電卓まで。科学の世界を切り開いてきた実験器具を漫画で紹介。実験器具キャラクター図鑑レジェンド編。
好評「ビーカーくんの本」シリーズの3冊目。今回は現役の実験器具ではなくて、博物館に展示されている歴史的な実験器具を紹介しています。
微生物を発見したレーウェンフックの顕微鏡。
(実際には、想像を絶するほど超小型で精巧な虫メガネ。)
ロバートフックがコルクの細胞(細胞壁)を観察した顕微鏡。
2018年まで130年間も重さの基準だったキログラム原器。
(日本国キログラム原器)
年配の人たちには懐かしい計算尺、機械式の手回し計算機(タイガー計算機)、
大きくて高価だった初期の電卓。
その他にも、電池の元祖、ボルタの電池(電堆)。電子とX線の発見に貢献したクルックス管。ガラスで出来た実験器具、白鳥の首レトルト(ラボアジェ)と白鳥の首フラスコ(パスツール)。
平賀源内のエレキテルなど、日本関連の実験器具も、いくつか紹介されています。
とっつきにくいイメージのある科学の歴史。そのハードルを漫画と擬人化したキャラクターで、グッと引き下げてくれる1冊です。
一つ残念な点
白鳥の首フラスコの説明が、シリーズ1冊目「ビーカーくんとそのなかまたち」のコラムと少し食い違っています。続けて読むと混乱しそうです。
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