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キャラクター図鑑で学ぶ周期表。小学校の高学年から読める易しい説明が特徴。
118元素を収録した改訂版。(ニホニウムなど4元素は正式な命名の前で、ウンウントリウムなどの仮の名前で紹介)電子と言う概念を使用せずに説明しています。
(玉川大学出版が翻訳、出版している科学キャラクター図鑑シリーズの1冊)
基本的に子ども向けの内容(小学校の高学年から中学生向き)ですが、化学に詳しくない大人が寝転がって眺めてみるのもいいと思います。普段、全く馴染みのない原子番号100以上の元素も、発見(合成)の経緯や名前の由来などが簡単に紹介されていて飽きずに最後まで読めました。1、2時間で周期表の元素を一通り眺めることが出来るのは便利。
この本では周期表を原子番号順ではなくて、左から縦の列にしたがって見ていきます。そのためニホニウム(本書ではウンウントリウム)は、真ん中辺りに出てきます。左側の1族、2族、右側の16族、17族辺りは反応しやすい元素が多い。普通イメージする金属らしいの多くは遷移金属元素。(この本では12族までを遷移元素に含めています。化学に詳しい人なら、日本の周期表や解説との微妙な違いも面白いかもしれません)
子どもでも大人でも周期表が身近になる1冊。