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電子書籍版もあり
デメニギスは出目似鱚。鱚(キス)に似た深海魚。
このようにユニークな名前を持つ生き物の「名前の由来」をイラスト付きで説明しています。(辞典と言うよりはイラスト図鑑のような構成)
この本で紹介されているのは、日本の学会で採用された標準和名。ラテン語で表記される国際的な学名とは別に、日本独自に決められた名前とのこと。
動物(哺乳類、魚類、昆虫、鳥類など)は、非常に種類が多く、主にカタカナで表記されるので、知らないと意味不明な名前も少なくありません。
デメニギス、セキセイインコ、スナドリネコ、ワオキツネザルなど。
これらの名前を出目似鱚、背黄青鸚哥、漁り猫、輪尾狐猿と漢字表記とともに、語源をイラスト付きで紹介しています。
輪尾狐猿は、尾に輪っかのような模様のある狐のような顔をした猿とのこと。
紙の書籍を実際に手に取ってみると、ハンディサイズで160ページとコンパクトな1冊。税込み1870円と少し高めなので、図書館に置いてあると嬉しい1冊。(アマゾンでは、電子版が定額読み放題サービスでも読めるようです)
ちなみにテレビのクイズ番組では、「いきもの」の名前そのものを問う問題は、それほど出題されませんが、生き物を表す漢字は非常に良く出題されます。クイズ好きな人にも役立ちそうです。
おまけ
漢字に関するメモ
漁の訓読み
漁る(あさる)、漁り(いさり)、漁る(すなどる)
鬼灯烏賊は、ホオズキイカになるはずだが、ホウズキイカという誤記が定着した。