好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

小池百合子著 3日でおぼえるアラビア語 学生社

図書館で、たまたま見かけたので借りて来ました。

(この本の存在は知っていましたが中身を読むのは初めて)

 

同姓同名ではなく、今、都知事選で話題の小池百合子氏が30年以上前に書いた本です。

 

エジプトのカイロ大学に留学後、日本に帰国してアラビア語通訳やアラビア語講師をしていた小池氏。(まだ20代の頃)

 

最初は普通に文法を教えていたそうですが、その結果初級コースの受講者は1ヶ月で半減してしまったとのこと。そのため普通の人、時間がない人(アラビア語が専門ではないけれど中東勤務が決まったビジネスマンや、その奥さん)でも挫折しにくい授業を工夫するようになったとのこと。その成果が反映されているのが、本書「3日で覚えるアラビア語」とのことです。


この本の大きな特徴は二つ。

 

一つは日本人にとっては馴染みが薄く敷居の高いアラビア文字を使わずローマ字表記を採用していること。

二つ目は、文法の複雑な標準アラビア語(書き言葉)ではなく、文法が簡略化されているエジプト方言(エジプトアラビア語)を扱っていることです。

 

英語で例えると、英会話を学ぶと言うよりは外国人向けに簡略化されたベーシックイングリッシュのような内容だと思います。

 

 

3日でおぼえるのは無理でも3日あれば最後まで読めそうです。読んでいる人が飽きないように、所どころに皮肉の効いた雑談も挟んでいます。

 

(話題の人の本が図書館にあったので、ブログに書いてみました。)