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2012年から今年上半期まで、7年半、15回も再放送を繰り返してきたNHKEテレ(教育テレビ)のアラビア語会話。(戦場カメラマンの渡部陽一さんが出演。)いつのまにか、毎年同じ内容が放送されるのが当たり前のようになっていました。しかし、ついに10月から新番組が始まりました。
新しい番組名は「アラビーヤ・シャベリーヤ!」という駄洒落のような名前。
放 送:火曜日(月曜深夜) 午前0:25~0:50
再放送:金曜日 午前5:30~5:55
全12回と放送回数は半分に。
出演は金子貴俊さん。
全編モロッコロケで、モロッコの話し言葉を学びます。
文字は原則として(英語などで使う)アルファベットを使用。
アラビア文字は、一単語のみを選んで、ほんの少しだけ学びます。
会話中心で普通のアルファベットを使うため、初めてアラビア語を学ぶ人でも、ハードルが低くなっています。一方で、書き言葉とか共通語、標準語と言われるアラビア語とはギャップを感じる内容でもあります。書き言葉のアラビア語は、漢字を使う日本語の文章のようなもので、外国人にとっては、正しい発音で読むことも辞書を引くことも大変です。(渡部陽一さん出演のアラビア語会話を見ていただけで、ちゃんと勉強したことはないのですが・・・)「日本語を学ぶ外国人にとって、会話は比較的易しくて、読解や作文は大変そう」こんなことを体感的に想像できるだけでも、有意義かもしれません。
NHK テレビ アラビーヤ・シャベリーヤ! 2019年10月〜2020年3月 (語学シリーズ) [ 金子 貴俊 ]
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小池百合子東京都知事も30年以上前、まだ20代のころにアルファベットで学ぶアラビア語の入門書を書いています。