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東大のへんな問題 西岡 壱誠

現役東大生が教える 東大のへんな問題 解き方のコツ | 西岡 壱誠

 

今日、2月25日は、東大入試の1日目だそうですが、それとは関係なく図書館で見かけて借りてきた本。

 

東大入試の過去問から、地理、英語(自由英作文)、数学などの「へんな問題 」44問を選んで解説した本。

 

地理では広い意味での時事問題、現代の日本と世界を理解しているかが問われるような問題が多数。台湾人観光客、風力発電、鉄道による貨物輸送、シャッター通り商店街など。出題テーマに少しでも馴染みのある人なら常識中の常識になるような問題が選ばれています。高校の教科書の知識で解くのが難しいという意味では「へんな問題」なのでしょうが、時事問題としては、それほど、へんではないという気もします。

 

英語の自由英作文は中学英語の知識でも答え(英文)が、書けそうなもの。数学は算数の知識でも解けそうな問題が選ばれています。

 

44問中、30年ほど前の日本史の問題から2問、世界史の問題から1問選ばれています。この3問は、広い視野に立ち大局的な判断を求める問題。「二つの世界大戦の性格と結果を論ずる」世界史の問題など。一方、数多く紹介されている最近の問題は、小粒な印象を受けます。悪く言えば盲点に気づくか気づかないかで得点が決まってしまうような問題。それを、この本の著者のように「人の気持ちが分る人が受ける」と好意的に受け取る人もいれば、空気を読んで忖度する人が受かるだけと否定的に考える人もいるでしょう。

 

東大入試が「超エリート」を選ぶ入試から「普通のエリート」を選ぶ入試に変化してきたのかな、という気もします。

 

東大のへんな問題 解き方のコツ [ 西岡 壱誠 ]