好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

東大に「合格する子」と「落ちる子」の中高6年間の勉強習慣


 

 

東大に合格するのは、頭が良くて、ちゃんと勉強した人。
東大に合格する頭の良さとは、どんなものか、「ちゃんと勉強する」とは、どんなことなのかが書かれています。

 

頭の良さという点では、難問を考える思考力だけでなく、試験問題を時間内に処理する「思考のスピード(回転の速さ)」も重要。記憶力や脳のスタミナも必要です。東大合格者の多くは、こうした能力を中学生の頃から鍛えてきた人と言えるでしょう。

 

ちゃんと勉強するというのは、合理的な計画を立てて、ちゃんと継続できる勉強習慣を確立すること。睡眠や休息の確保などの健康管理も大切です。(計画と習慣づけに関する内容が、この本のメインテーマ)

 

この本の通りに勉強すれば東大に合格できるというよりは、個人の適性や向き不向きを考える時に参考になりそうな内容。得意不得意がはっきりしている人や、オタクのように何かに「のめり込む」ようなタイプの人は、東大進学以外の進路を考える方が上手くいくのかもしれません。

 

誤植が目立つのは残念。特に164ページの「理科の知識のとらえ方」は、見出しと内容が一致していません。「おわりに」によると、担当編集者の提案による企画とのことですが、少し急いで出版してしまったのかなという印象を受けました。(参照したのは、2018年2月発行の初版)

 

東大に「合格する子」と「落ちる子」の中高6年間の勉強習慣 [ 田中 保成 ]