好きなことを知っている人は、しあわせ

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未明、間が持てない(潜在能力テストから)


前回のブログに書いた6月12日の潜在能力テスト。図書館で調べてみると、いくつか興味深い内容が出てきたのでメモしておきます。

 

「未明」について詳しく説明しているのが「NHK気になることば」(新潮文庫版は 「サバを読む」の「サバ」の正体)

 

未明と言う単語は、多くの人は午前3時から5時ごろまでを示すと考えているとのこと。その一方、天気予報などで午前0時から午前3時までを未明と呼ぶのは、午前0時を過ぎたことをはっきりさせるため。(深夜や夜中という表現では、午前0時を過ぎているのか、はっきりしない)。そのため、この意味で未明を使うのは、本来の意味とは違う代用。「本来の意味とはずれが生じますが、午前0時を過ぎたことがはっきり分る「未明」を拡大させて使っている」とのこと。

 

ついでに、共同通信社の記者ハンドブックでは、未明と言う単語は、「(はっきりとした基準は無いが)午前0時から夜が開けきらない午前5時ごろまで(を目安とする)」となっています。

 


次に「間が持てない」「間が持たない」について説明しているのが、今年出版されたばかりの「微妙におかしな日本語(神永曉)」
明鏡国語辞典には「間が持たない」で載っていること、用例も「間が持たない」のほうが多いことを理由に次のように記しています。

 

結論 「間が持てない」ではなく、「間が持たない」が広まりつつあるため、こちら(間が持たない)だけを見出し語にする辞典も出てきた。だが、「間が持てない」が本来の言い方であろうから、どちらも認めるべきである。


ついでに四字熟語について
四字熟語辞典を見ると、今回のクイズには、いくつか別解があるようです。
カッコ内は番組で紹介された正解

 

一〇〇起 (一念発起)一饋十起
一〇〇千 (一騎当千)一人当千
一〇〇生  (一蓮托生)一切衆生、一殺多生
一〇〇乱 (一心不乱)一糸不乱

 

一切衆生以外は、初めて見ました。