好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

ウクライナ語で叫びたい(NHKドキュメント20min.)

非常に印象的だったNHKのドキュメンタリー番組が、再放送されるので紹介します。
(5月3日早朝の放送です)

 

www.nhk.jp

 

ドキュメント20min. 

選「ウクライナ語で叫びたい」  

 (NHK総合1・東京)
5月3日(火)午前6:10から午前6:30(20分)
初回放送日: 2022年4月18日

 

日本で働くNHKディレクターのカテリーナはロシア語で育ったウクライナ人。
彼女自身と彼女の家族は、ロシア語を話し続けるべきなのか。
今までロシア語を話して生活してきたウクライナ人の葛藤を伝える作品です。

 

ウクライナの首都はキエフからキーウに。チェルノブイリ原子力発電所は、チョルノービリに。日本語表記がロシア語からウクライナ語に変更されました。
これらの地名は日常的にウクライナ語を使用している地域です。一方、ウクライナには、日常的にロシア語を使用している住民が多い地域もあります。今までロシア語を使用してきたウクライナ人は、ロシア語の使用をやめて、ウクライナ語を使用すべきなのか。(こういう書き方をするとロシア語話者が少数の地域を連想されるかもしれませんが、少なくとも戦争前は、ロシア語話者が多数だった地域も多く存在します)


 ロシア側が、分断の手段として、ロシア語話者を利用しようとしていることも、ウクライナのロシア語話者をより苦しめる結果になっています。


 番組タイトルは「ウクライナ語で叫びたい」となっていますが、実際の内容は「ウクライナ人とロシア語」とか「ウクライナ人がロシア語を捨てる時」という内容に近いと思います。
 
非常に濃密な20分間のドキュメンタリー番組です。