好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる


 

 

新しいブランドを作りたい人、今扱っている商品やサービスをブランドにしたい人、新しいビジネスを始めたい人のためのヒントを語っている本。

 

著者が考えるブランドとは、マーケティングを不要にするもの、売れて当たり前のもの。(本文中の例ではないのですが)最近のCMを例に出すと「これじゃなきゃダメなの」と思われるもの。人間で言うと「(どうでも)いい人」ではなくて「(心から)愛される人」こんなビジネスの事例が色々と紹介されています。(誰もが知っているアップルのiphoneとかダイソンのドライヤーから、保育園、タオル、軍手、はんこまで。)

 

時代を反映しているのか、ブランドをじっくり育てるというよりは、一気にバズらせて、一気に一流ブランドに引き上げるような事例が多くなっています。高校生や大学生の文化祭のような高揚感の中でプロジェクトを成功させること。このような状態を著者は「アフリカ」と呼んでいます。アフリカの音楽やリズム、生命力や躍動感からの命名

 

絶対に成功する定石を教えるというより、アイデアのヒントが詰まった本。

 

 

「こんなもの誰が買うの?」がブランドになる 共感から始まる顧客価値創造 [ 阪本 啓一 ]