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大人もハマる週末面白実験(ブルーバックス)


 

大人もハマる週末面白実験 自宅でできる科学の感動体験 (ブルーバックス) [ 左巻健男 ]

(理科教員などによる分担執筆)

 

講談社ブルーバックスシリーズのロングセラー。
初出は2001年、読売新聞夕刊土曜版の連載。ブルーバックスになったのは2005年。

 

ホームセンターやインターネット通販で材料を入手すれば家庭でも出来る実験。
(子どもだけだと、火傷などの危険のある実験も含まれています)
小学生なら実験結果の不思議さに素直に驚きそう。
中学生なら、理屈を説明すれば理解できそうな実験。
(合計34本)

 

お酢で生卵の殻を溶かして、ゴムのようなゴム卵を作る。
簡単なカメラや電池、使い捨てカイロを自作する科学工作。
実際に食べられる手作りグミやカルメ焼き、太陽光で作るゆで卵
光や熱、静電気の不思議さを体感できる実験。
氷の不思議な性質

 

ちょっと異色なのは鶏のレバーからDNAを抽出する実験。無水エタノールを薬局で購入すれば、家庭にあるような道具と材料でDNAの抽出が可能とのこと(この方法では人間の細胞からDNAを抽出するのは不可能とのこと)

 

全体的に物理、化学に関する実験が中心で、生物、地学に関する内容は少数です。小学校の理科では、生物や地学は観察が中心で、実験できる項目は限られているのかもしれません。

 

写真やイラストは全部白黒なので、今時の小学生、中学生向きと言うよりも、小学校や塾の先生、科学実験の動画を配信するユーチューバー、子どもを理科好きに育てたい親御さん向きでしょうか。でんじろう先生のような派手さはないものの、理科(科学)に対する理解が深まる実験、科学工作が選ばれていると思います。

 

大人もハマる週末面白実験 自宅でできる科学の感動体験 (ブルーバックス) [ 左巻健男 ]