戌が戊と戉で戎を戍る(読み方は?)
昨年(2021年)、出版されたばかりの新刊、山口謠司先生の「明解!漢字名探偵」。この本に非常に紛らわしい例文が載っていました。
戌が戊と戉で戎を戍る
この文章の読み方は
「戌(いぬ)が戊(ほこ)と戉(まさかり)で戎(なんじ)を戍る(まもる)」
となるそうです。
今回、私は5文字ある漢字を一文字も読めませんでした。干支の戌(いぬ)は、落ち着いて考えれば読めたかもしれませんが、残りの4文字は何時間考えても無理そうです。
私が普段利用している無料の漢字辞典、漢字辞典オンライン。漢字辞典オンラインの補足にも、次のように注釈が載っています。
「戉」「戍」「戌」は別の字です。
メモ
戈(ほこづくり)は武器を表す部首
(戦など)
戌(いぬ) 十二支の「いぬ」
戊 ほこ
ここでは「矛」の古字
漢検の参考書には、戊は、「つちのえ」という読み方が載っていました。
矛、戈、鉾 ほこ
戉(まさかり) 鉞
大きな斤(おの)、金太郎でお馴染み
戎(なんじ)爾、汝
女だけでも「なんじ」という読み方があります。
戍る まもる
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明解!漢字名探偵 曖昧な漢字・読めない漢字・知らない漢字
山口謠司
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