少し前の東大王で、暗闇(くらやみ)という熟語を答える問題が出題されていました。
(日へんと門がまえが表示されて、共通する漢字を答える問題。
2022年3月9日放送)
暗にも闇にも、なぜ音と言う漢字が含まれるのか。
漢和辞典などを調べてみました。
まず驚いたのは、闇と暗は、もともとは同じ文字としている辞書もあること。
(闇のほうが古くからある形)。そのため、闇も暗も音読みは「アン」。闇と暗、両方使える熟語も少なくないようです。
肝腎の「なぜ音が含まれているか」ですが、辞書によって説明がことなります。
真っ暗な時に聞こえる音だったり、「イン」という音読みの陰、飲との関連を指摘するものなど。(飲から、ものを飲み込む時の音と言う説)
「音が表すのは、人が発する言葉にならない音」という説明も。
音と言う漢字から音楽を連想しがちです。しかし、もう少し「ぼんやりしたイメージ」を持てば、暗も闇も、違和感がなくなるのかもしれません。
メモ
暗んじる(諳んじる) そらんじる