好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

素粒子はおもしろい  益川敏英  岩波ジュニア新書


 

 

内容はほとんど理解できないけれど、日本語で書かれているので不思議と最後まで読んでしまう本が、たまにあります。ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英博士による、この新書は、内容は理解できないけれど一応最後まで読めました。

 

各章は、クォークなど素粒子論について数ページ、数式を使わず、日本語で説明し、その後数ページは、先生の思い出話のようなコラムが掲載されています。内容があまりに難しいので、半分ぐらい雑談で進行する授業のような雰囲気。

 

高校の化学では、原子は、電子、陽子、中性子から成り立っていると学びます。今では、陽子や中性子クォークから成り立っていて、高校の化学で扱うよりも、より深く、広い世界が解明されています。しかし、そうした分野は中学や高校の化学の延長と言うよりもアインシュタイン相対性理論や高度な数学、巨大な加速器などを駆使する必要がある。高校の化学では、こうした分野に踏み込まず、素粒子論は物理の一分野として扱われていることも何となく納得できました。

 

入門書と言うよりは、ガイダンスとかガイドブックのような内容。

 

素粒子はおもしろい (岩波ジュニア新書) [ 益川敏英 ]