ナラティブ・セラピーの会話術 国重浩一
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ナラティヴ・セラピーの会話術 ディスコースとエイジェンシーという視点 [ 国重 浩一 ]
ご無沙汰しています。
ナラティヴ・セラピー、ディスコースとエイジェンシーと、聞きなれない単語が並んでいる本書は、直接的には難解な翻訳書(原書、原典)に挫折した人を想定して書かれています。
(「物語としての家族 マイケル・ホワイト, デイヴィッド・エプストン」など)
エイジェンシーも、たまに耳にする経営学や会計学の用語ではなくて、多くの人には馴染みのない社会学の専門用語です。
出版当時(2013年)には最も易しいナラティブセラピーの解説書だった模様。現在では、さらに読みやすい「今日から始まるナラティヴ・セラピー」という本も出版されているので、2冊目に読むのに適したナラティヴ・セラピーの本かもしれません。
この本の著者の国重浩一氏も、「今日から始まるナラティヴ・セラピー」の著者、坂本真佐哉氏もニュージーランドのワイカト大学に留学経験があるとのこと。(両方の本の後書きで、お互いの名前を挙げています)
理論と技法(テクニック)について、主要なものに絞って詳しく説明しています。
精神分析が偽科学(疑似科学)として否定された後の、ポストモダンのサイコセラピー。
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