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驚異の極限生物ファイル 長沼毅


 

驚異の極限生物ファイル クマムシだけじゃない!過酷な環境を生き抜くタフなやつら [ 長沼毅 ]

 

北極、南極、砂漠、高山、深海などの極限環境に生きる生き物を集めた図鑑のような内容。
(単行本サイズ 143ページ 見開き2ページで一つの生き物を紹介)

 

本当は足の長いペンギン


北極に適応出来るように進化したホッキョクグマ


クリオネバッカルコーン(6本の触手)


もはや常識、らくだのコブの中には脂肪が詰まってる


砂漠に住む蛇やトカゲの仲間


北極と南極を行き来する渡り鳥のキョクアジサン


地味ながらユニークな方法で低温や乾燥、高山に適応している植物

 

 

こうした比較的昔から知られていた生き物の他に、最近注目されている生き物も
色々と紹介。

 

見た目のインパクトも強いダイオウイカやオオグソクムシ(深海に住む巨大ダンゴムシ)

 

海底の熱水噴出孔の近くにいる微生物(バクテリア)と、その微生物を食べるエビやヤドカリの仲間。

 

これらの生き物のほとんどは特定の極限環境に適応しているのに対して極限生物界のスーパースター、クマムシは、どんな環境でも生き残れるの万能選手。しかし普通に活動している時に、つぶされると死んでしまうとのこと。

 

さらに細菌の中には、実験室で自然環境では考えにくい極端な環境を作っても平気な細菌まで。

 

見た目や行動面の特徴から、遺伝子やタンパク質レベルの特徴まで、生き物達が極限環境で生活できる秘密が説明されています。

 

写真やイラストが一部見にくい(分りづらい)のは少し残念。

 

子どもから大人まで生き物に対する好奇心を刺激してくれる1冊。

 

驚異の極限生物ファイル クマムシだけじゃない!過酷な環境を生き抜くタフなやつら [ 長沼毅 ]