やめたい食べグセ 森拓郎(ベスト新書)
![]() やめたい食べグセ [ 森拓郎 ]
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電子書籍あり
外食やコンビニ弁当での食事が多く不健康な食生活を送っている人の食事を改善するための本。商品名そのものは書いてないものの、外食産業や食品業界との関係で言いづらいそうなことも、遠慮なく書かれています。
基本的な考え方は突飛なものではなく、自然と取り過ぎてしまいがちな糖分を減らしタンパク質を増やすこと。(缶コーヒーやスポーツドリンクなどから摂取している糖分も重要)
一時期強調されていた脂肪の取り過ぎは、肥満の主要な原因ではないこと。
本来の栄養素ではない食品添加物などが使われている食品には安易に飛びつかないと言った内容です。(特保、特定保険食品にも懐疑的です)
具体的には
牛丼店に行く時は、牛皿とご飯、温玉(ゆで卵)を注文。
肉を食べたいなら、本当は焼き肉やステーキのほうが良い。
糖分、炭水化物の比率が下がり、タンパク質が増えるため。
卵を追加するのもタンパク質を補うため。
てんぷらなら、天丼よりてんぷら定食。
某有名ファストフード(マクドナルド)のグラタンコロッケバーガーのように、実際の栄養分としては糖分+糖分なのにグラタンとコロッケ、パンのように味や食感だけを変えているものは要注意。
チョコレートは一般的なミルクチョコレートではなくて、
最近流行りのカカオを多く含むものを。
(やはり糖分を減らせるのが大きい)
コーヒーの場合は微糖で満足するのではなくて、本格派のドリップコーヒーにするか、普段の水分補給なら、無糖でノンカフェインのお茶系飲料を試してみること
(商品名は書いてないのですが、十六茶とか 爽健美茶のことだと思います)
缶コーヒー以外にも、スポーツドリンクやエナジードリンクの糖分にも注意が必要。
コンビニに入る時には、ちゃんと買う商品を考えること。何となくポテチを買ったりしない。
こんな感じで忙しくて自炊できなくても食生活を改善出来る具体的なノウハウが分かりやすく書かれています。
著者の本職は栄養士ではなくスポーツトレーナーとのことですが、スポーツでは痩せにくい理由にも納得できました。
正直、自分自身に関して言うと焼け石に水と言う気もしますが、知らないより知っていたほうが確実に健康になれそうな内容が色々と書かれています。