ペットボトルのお茶にビタミンC
NHK高校講座の化学基礎(Eテレ)で、ペットボトルのお茶(緑茶)や、一部の食パンにビタミンCが加えられている理由をやっていました。
NHK高校講座 化学基礎(Eテレ)
通信制高校の高校生に役立つことを目的に制作されている番組。
出演は、子役出身で高校生になった鈴木福君と「科学のお姉さん」五十嵐美樹さん。
オープニングの次の動画
酸化剤・還元剤とは?(5分42秒)から
鈴木福
「(ペットボトルの)お茶や(一部の)食パンの原材料名に、ビタミンCが入ってるのはなんで?」
五十嵐美樹
「それ(ビタミンC)は還元剤だよ。反応する相手を還元するのが還元剤」
酸化剤と還元剤に関する授業
(番組の詳しい内容は省略します。もっとも簡単な定義では、酸素を与えるのが酸化剤、酸素を受け取るのが還元剤。番組では電子のやりとりに関しても解説しています)
5番目の動画
酸化剤と還元剤の利用(3分36秒)
鈴木福
「お茶や食パンに、どうして還元剤としてビタミンCが入っているの?」
五十嵐美樹
「お茶や食パンは酸化されると色や味が変わってしまうから、還元剤としてビタミンCをいれることで、ビタミンC自身が酸化されて、お茶や食パンが酸化されることを防いでいるんだ。」
(ビタミンCが酸素を受け取ることで、お茶や食パンが酸素を受け取ることを防いでいる。)
もっと簡単に言うと、お茶やパンが痛むのを防ぎ長持ちさせるために、ビタミンCが加えられている。
理屈を考え始めると難しい内容ですが、ビタミンCという言葉のイメージと実際の使用目的とのギャップが面白いと思いました。