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小池百合子 3日でおぼえるアラビア語 その2

今週のお題「読書の秋」

 

先週のブログでは、お題向きじゃないと書いてしまいましたが、小池百合子氏が
まさに時の人として注目を集めているので、また「今週のお題」が2週続けて同じテーマなので方針変更して、「3日でおぼえるアラビア語 その2」を書いてみます。

(詳しい内容を知りたい人は、以前書いた「小池百合子著 3日でおぼえるアラビア語 学生社 」をお読みください。)

 

この本は今では、入手が難しいかもしれませんが図書館では、それなりに保存されています。

 

アラビア語会話の入門書ですが、特徴はなんと言ってもアラビア文字の代わりに普通のアルファベットを使っていること。文字を変えると雰囲気が、かなり変わります。

 

ためしにネット上にあったアラビア語会話のフレーズを、アラビア文字での表記とアルファベット表記で引用してみました。

(参考サイト アラビア語日常会話


アラビア文字で表記した会話フレーズ
やあ。:سلام
おはようございます。:صباح الخير
こんばんは。:مساء الخير
ようこそいらっしゃいました。:مرحبا
お元気ですか?:كيف حالك؟
わたしは元気です。ありがとう。:أنا بخير شكرا

 

アルファベットで表記したフレーズ
やあ。:Salam!
おはようございます。:Sabah el kheer
こんばんは。:Masaa el kheer
ようこそいらっしゃいました。:Marhaban
お元気ですか?:Kaifa haloka/ haloki ( female)
わたしは元気です。ありがとう。:أAna bekhair, shokran!

 

蛇足
個人的な好き嫌いとかを書いて炎上するのも嫌なので、ここでは書きませんが、政治の話をしても平気な相手(比較的親しい人)に、表紙の著者の部分(小池百合子の部分)を隠して、著者を当てるクイズをやると、意外と盛り上がりました。(実話です)

 

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sukinakoto-happy.hatenablog.jp

 

バカなおとなにならない脳 [ 養老孟司 ] (よりみちパン!セ)


 

バカなおとなにならない脳 (よりみちパン!セ) [ 養老孟司 ]

 

(実際に読んだのは理論社出版の旧版です)

 

 

図書館で見かけたので借りて来ました。

 

バカの壁で有名な養老孟司が、出版社のホームページに寄せられた質問に回答したもの。比較的マイナーな「よりみちパン!セ」シリーズでは唯一15万部突破とwikipediaには出ていました。

 

中高生向けに書かれたため、字も大きく空白も多いので、2,3時間で読み終わりました。

 

読み終わった感想は・・・・

養老孟司って、こんな偽科学っぽい話をする人だったの?というのが率直な感想。
立派な経歴の研究者(特に患者を診察しない基礎医学の研究者)が科学と疑似科学のグレーゾーンのような水素水とか独自の免疫理論とかに走るケースがありますが、似たようなものという感じです。

 

親が養老孟司のファンで、子どもに与えても、子供のほうでは、新興宗教の教祖の本を与えられたような気持ちになるかもしれません。

 

内容にも少しだけふれると、自然に還れ、人間を特別な存在と思わず自然の一部、生き物と考えるべき。農業とかをして体を動かすべき。と言った内容

 

人それぞれ合う人合わない人がいるのでしょうが、科学的に正しいことと、この本の主張には結構ギャップがありそうです。

 

本の内容とは別に、ちょっと気になったのは図書館でヤングアダルトコーナーなどと呼ばれている中高生向けの本棚は、大人向けの本棚に比べて明らかに古い本が多いこと。この本は12年前に出版されたものですが、10年以上前の本が普通に置いてあります。短期間で捨てられる本、逆に長年本棚に置かれている本は、図書館に行くと気になります。

 

 

速くなる!栗村修のロードバイク「輪」生相談


 

速くなる!栗村修のロードバイク「輪」生相談 [ 栗村修 ]

 

 

自分自身は、自転車屋さんに「ロードバイクに乗るには太りすぎでホイールが歪んでしまう。」と言われたのでヤマハ電動アシスト自転車に乗っています。
しかし、この本を図書館の新着コーナーで見かけたとき、表紙のイラストと「輪」生相談(りんせいそうだん)と言うタイトルが気になって図書館から借りて来ました。実際に読み始めてみると、予想外に面白く、すらすらと全部読んでしまいました。(自転車に関する専門用語も、ある程度出てきますが)

 

著者の栗原修氏はヨーロッパでの選手経験だけでなく国内チームの監督や大会運営にも関わってきたとのこと。

 

内容はロードバイクに関する質問にQ&A形式で答えて行くものです。
自転車(ロードバイク)そのものに関する質問、トレーニング方法、レースでのテクニック、自転車に興味のある高校生、大学生に対する進路相談、レースのマネジメントに関するものなど様々です。
8割ぐらいは真剣に、しかし時々ユーモアを交えて回答しています。

 

「スネ毛って剃らないとダメですか?」と言う質問に「よくわかりません(選手がスネ毛を剃る本当の理由は分りません)」と答えてる項目も。

 

一般論ではなくて、人は一人ひとり違う(体格も体力も経済力もトレーニング環境も全部違う)ので、それぞれの条件にあった最善の選択すべきという立場での回答が多く好感を持てました。

 

この本を読んで思い出したのは「人間は努力する限り迷うものだ」と言うゲーテの言葉(原典ではなく名言集で読んだものですが)
自分の場合、自転車で努力することがほとんどないので迷うこともないのですが、
電動アシスト自転車とは言え、少しは努力して少しは迷ったほうが自転車がたのしくなるかもと思いました。

 

速くなる!栗村修のロードバイク「輪」生相談 [ 栗村修 ]

 

 

Q&Aで学ぶ やさしい微生物学(浜本哲郎、 浜本牧子)


 

Q&Aで学ぶ やさしい微生物学【電子書籍】[ 浜本哲郎 浜本牧子 ]

紙の書籍は品切れでした

 

学生時代は、1冊の本を何回も読んで覚えこむように勉強した人も多いと思いますが、自分の場合、同じ本を繰り返すよりも、同じ分野の本を何冊も読むのが好きです。あまり効率的な方法ではありませんが、近くに図書館があって何かを趣味的に学ぶ場合は悪くない方法だと思います。


 今、自分が何となく興味を持っているのが微生物の話。人間の体に膨大な数が共生していて、毎日のように発酵食品を食べてる一方で、風邪や水虫など色々な感染症の原因となる微生物。身近なのに未知の境域に興味がわいてきたので、図書館で読みやすそうな本があると時々借りてきます。
そんなわけで、このブログで紹介する微生物関連の本は5冊目になります。
(きのこ関連の本は除く)

 

この本は本格的な教科書と言うよりも、高校生を含む一般の人向けに、Q&Aのトピックス形式で微生物に関する幅広い分野を紹介しています。
(微生物の細胞学、生化学、培養法、病気と微生物、発酵食品、極限環境の微生物など)

 

呼吸とか光合成に関する部分(生化学に関する部分)以外は、全く予備知識がなくても読めそうです。発酵食品など興味のある部分から読み始めることも出来そうです。

 

個人的には、微生物の培養にかんする部分(シャーレの上の寒天培地に目当ての微生物を増やす方法)や大腸菌O157に関するコラムが印象的でした。
特定の微生物が人間にとって毒になるか、役立つのかは紙一重なんだなと伝わってきました。

 

微生物関連の本

ときめく微生物図鑑

もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典 岩田 健太郎 著 / 石川 雅之 絵
 

極限環境の生き物たち なぜそこに棲んでいるのか (知りたい!サイエンス) 大島泰郎

微生物の科学 中島春紫 おもしろサイエンス 日刊工業新聞社

 

 

 

 

 

亜澄錬太郎の事件簿(1) 創られたデータ (サイエンスミステリー) 斎藤勝裕


 

亜澄錬太郎の事件簿(1) 創られたデータ (サイエンスミステリー) [ 斎藤勝裕 ]

電子版もあります

 

科学ミステリーと言えば有名なのは東野圭吾ガリレオシリーズですが、こちらは科学は科学でも化学(ケミストリー)の化学推理小説

 

著者の斎藤勝裕は化学関係の教科書や一般書を多数執筆している化学の専門家。
普通の教科書は既に出しつくしてしまったので、推理小説にチャレンジしたのかもしれません。

 

20ページ程度の短編小説+20ページ程度の化学解説(理論的な説明と、フラスコなどの昔ながらの実験器具及び化学実験の紹介)

 

小説の部分は(ネタバレになってしまいますが)、大学の研究室と言う狭い社会、人間関係の中で、激しい出世競争を繰り広げ、過ちを犯す大学院生や大学教員と言った内容。

 

推理小説をけなす時に、単なる犯人あて(フーダニット【whodunit】、Who done it?)と言ったりしますが、この本では犯人ではなくて使われた毒物を当てるのがメイン。そういう点では、ガリレオシリーズよりも「科捜研の女」に近いのかもしれません。

 

毒物の科学(化学)は、地味な上に、普通の人、文系の人間には難しいので、
化学推理小説は少ないのかもしれません。

 

第一話に名前だけ出てきた研究室の教授と准教授が、その後、一切登場しないとか、小説として突っ込みを入れ始めると色々ありそう。


しかし欠点はあっても、気楽に読める化学読み物としてはありではないかと思います。

亜澄錬太郎の事件簿(1) 創られたデータ (サイエンスミステリー) [ 斎藤勝裕 ]

窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子

今週のお題「読書の秋」

 

このブログでは色々な本紹介してきましたが、アクセス数が多そうなのは次の3冊。
(無料版なので正確なアクセス数は分かりませんが)

 

原因を探らずに治すアトピー(清水良輔)

小池百合子著 3日でおぼえるアラビア語 学生社

養生訓(貝原益軒)の読みやすい現代語訳


3冊とも興味深く読んだ本ですが、「秋の夜長に読む本」に向いてるかと言えば微妙な気もします。そこで思い浮かんだのがタイトルに書いた「窓ぎわのトットちゃん(黒柳徹子著)」です。

 

徹子の部屋と世界不思議発見で有名な黒柳徹子。(10月からドラマも始まります)
窓ぎわのトットちゃんは黒柳徹子の小学生時代を回想した本で、1981年のベストセラーランキング1位。(同じ年のベストセラーのには田中康夫の「何となくクリスタル」や五島勉の「ノストラダムスの大予言」も)
また今でも文庫版なら容易に手に入るロングセラーでもあります。

 

子ども時代の黒柳徹子には今で言う発達障害的な傾向があり普通の小学校には馴染めませんでした。そのため私立のトモエ学園という小学校に転校になります。一人、一人の個性を大切にするトモエ学園で伸び伸びと成長していく姿が活き活きと描かれています。その一方で、東京にあったトモエ学園にも戦争の影響は色濃く影を落とすようになっていきます。

 

特に印象的なのは、トモエ学園の校長先生(小林先生)と小学1年生の黒柳徹子が初めて会って、お話するシーン。この部分は最初に読んでから何十年経っても印象に残っています。

 

文字通り秋の夜長にお勧めの1冊です。

人生が楽しくなるゲーム

私は以前テレビゲームばかりやっていた時期があります。
秋葉原で初代ファミコンの互換機を買ってきて、SDガンダムシリーズを互換機のコントローラーが壊れるまで遊び続け、コントローラーが壊れたら、もう1台楽天市場で購入したりしていました。

 

そういう時はテレビゲーム以外のこと、特に人間関係などは楽しくないわけです。
テレビゲームは楽しくても、それは自分ひとりの閉じた世界での出来事で、沢山の人たちが生活している世の中、世間とか社会と言ったものは全然楽しくないわけです。

 

しかし今考えると、人間関係をゲームのように楽しんでいる人も沢山います。
(早速ネタバレですが、人生が楽しくなるゲームとは、人間関係をゲームのように楽しむことです)

 

具体的には、

元気よく挨拶するゲーム
お互いに褒めあうゲーム
なるべく相手に話をさせるゲーム
言いたいことをちゃんと話すゲーム
相手に合わせるゲーム
相手を怒らせずに上手く甘えるゲームなど


ゲームと言うと勝ち負けを競うものが多いのですが、ここでいうゲームは
目標があって、目標を達成すると、報酬が金銭で与えられなくても気持ちいいことみたいに定義できると思います。


空気を読むゲームは、一時的にゲームとしてやるなら良いのかもしれませんが、
実際の人間関係ではゲーム的な楽しさよりも、息苦しさを感じる人が多いと思います。

 

人間関係を楽しむゲームの中でも、特に人生を楽しくすると思うのは、近況報告ゲームです。これは特別なものではなくて、最近あった出来事を感情をこめて話したり、そうした近況報告を聞いたりするゲームです。

 

話し手は自分が体験したことの意味を確認できますし(大げさな言い方をすれば人生の一つ、一つの出来事を意味づけるのに役立ちます)、気持ちをこめて体験を話すことで、自分の気持ちに気付くことも出来ます。日常的な出来事を題材に行う、簡単なカウンセリングのようなものかもしれません。難しく考えなくても、自分が体験した出来事をちゃんと聞いてもらえると楽しいと思います。

 

話を聞くほう(聞き手)も、身近な人の心(気持ち)にふれて、好奇心をみたすことが出来ます。話を聞くのが好きな人もいますが、それほどでもない人は、話し手と聞き手を交代しながら順番に近況報告していきます。

 

ポイントとしては、なるべく相手を否定せず最後まで話を聞くことでしょうか。
話し手も聞き手も表情豊かに感情をこめて相手と向き合えば自然と話がもりあがりますが、苦手な人は無理しなくても気持ちは伝わると思います。

 

性格的な向き不向きとか、身近な人との相性とかの問題もありますが、この近況報告ゲームは、「安心できて楽しい人間関係」を作る一番の近道じゃないかと思います。そして身近な人間関係が楽しくなれば、(ゲームにのみ熱中してた時より)人生が楽しくなると思います。