3月に放送された東大王の難問漢字オセロで、麩、麸(ふすま)という漢字が出題されていました。辞書によっては「小麦をひいて粉にする時に残る皮のくず」とか「飼料用」という否定的な説明をしているものもあります。しかし必ずしも否定的な意味ではなくて、「小麦粒の表皮(外皮)部分」という意味で使われているようです。小麦ブランと同じ意味。
スーパーのパン売り場を見ていると、原料に「小麦ふすま」を使ったパンがありました。超熟シリーズで有名なPascoの低糖質パンのシリーズ。その中で、名前にブランが付く、低糖質ブラン食パン、低糖質イングリッシュマフィンブラン、低糖質ブレッドブランに、小麦ふすまが含まれているようです。
(これとは別に、ローソンでもブランパン、ブラン入り食パンを販売しています)
名前にブランを含む商品は、パン以外にもあります。
「くりーむ玄米ブラン」とか、ケロッグの「オールブラン」など。
くりーむ玄米ブランは、玄米+小麦ブラン(小麦ふすま)という意味だそうです。長い間、商品名の意味を知らずに食べていました。
ケロッグの公式サイト
ちなみにブランという単語は、広辞苑やデジタル大辞泉などの国語辞典には、ほとんど載っていないようです。英和辞典では、branの日本語訳として「もみがら;ふすま, ぬか」と載っていました。wheat branで、小麦ふすま。
ブランと言う外来語が一般的になるのか、少し気になります。