リユースPCの即売会のこと
はてなブログの注目記事に、気になる内容が。
自分も似たような即売会で2万6000円のPCを購入して使用しているのですが、私が購入した即売会と、上記の記事で紹介されている即売会には一つ違いがあります。
私が購入した即売会（有償譲渡会）を主宰しているのはJEMTC（ジェムテック）という社団法人です。自分が住んでいる東京都の品川区では年に何回かチラシが入っています。一方、ブログの記事で紹介されているのは、一般企業による即売会のようです。
協会概要と沿革 ｜ 日本電子機器補修協会(JEMTC)〜みらいへ活かす〜
ホームページから
「本活動は温室効果ガス(CO2)削減の目的で、パソコン製造事業者・再生事業者・ソフト開発メーカーが共同で行う社会事業です」
ホームページの説明を信じるなら、元々企業でのリースが終了したパソコンを再利用するシステムがなかったので、創業された協会とのこと。
チラシを見ても、値段は大きく書かれているものの、大まかなスペックしか書かれておらず、メーカーも選べないという普通のお店なら有りえない販売方法です。これは「情弱ビジネス」というよりも、公益性の高い事業だから、信頼して購入すべきという趣旨ではないかと思います。
やはり推測になりますが、リース落ちのPCを効率よく販売するシステムを構築するのは、最初は面倒でも、一度システムが出来てしまえば一般の業者でも比較的模倣しやすいのではないでしょうか。
あまり悪意をもった解釈をするよりも、スタートアップ時には非営利法人の方が有利だけど、いったん軌道に乗ってしまえば一般企業でも可能な事業もあるということではないでしょうか。
全面的に賛同するわけではありませんが、ジェムテク側の主張も載せておきます。
ジェムテク、JEMTCは一般社団法人日本電子機器補修協会の登録商標です。
本協会を騙る業者あるいは本催しと混同させる案内・チラシを配布する模倣業者にご注意ください。
（引用終わり）
ジェムテク側にもいろいろな理由があるのでしょうが、対象者を限定してのネット通販や代金着払いでの通信販売を行っているのも、ちょっと怪しいと思われる原因かもしれません。
ともあれ、ジェムテクの有償譲渡会で購入した2万6000円のノートパソコンは、決して高性能とは言えませんが、2年以上トラブルなく働いています。基本的にメーカーは選べないので、たまたま割り当てられた機種ですが、NECの企業向けノートPC（VersaPro）です。一般的な格安パソコンと比べて非常に丈夫な作り。コンピューターとしてはともかく、機械としての信頼性は高そうです。
