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株の定義について思ったこと

今回は株式とか株券の話。私は株式投資をやったことがないのですが、何となく株を持っている人を、うらやましく感じます。一方、多感な少年期をバブル崩壊が直撃したこともあり、いまだに株は怖いという意識も刷り込まれています。

 

株について、便宜的に、簡単に説明する時は「株は会社の所有権、会社は株主の物」といった説明を聞きます。しかし、ちゃんと説明する時には、株主が所有するのは株主権と、説明を使い分けているようです。株主権を調べてみると、初心者に説明するのは大変だから所有権といってしまいたくなるのも分かります。

 

そこで思ったのですが、株というのは会社に関するいろいろな権利と義務(責任)のうちで、利益の分配を受ける権利を切り売りしたものではないでしょうか。

 

最初、誰かが会社を作った状態のときは、起業家の人が会社のオーナーで、会社に関する権利と義務を全部所有していた。起業家(経営者)の人が、お金を集める時に、利益の分配を受ける権利だけを切り売りしたのが株券と考えると分かりやすいような。ただし投資詐欺のようなものではなくて、ちゃんと利益の配分をうけるために、株主には色々な権利が認められている。そう考えれば会社が大きな事故をおこりたりしても、株主は弁償しなくていい理由が納得できるような気がします。

 

起業家、経営者 会社を設立した当初は、会社に関するすべての権利を持っている。

 

株券 会社の利益から配当を受ける権利を切り売りしたもの

 

株主 ちゃんと利益が分配されるように色々な権利を持っている

 

株主優待 主に現物支給で株主に利益を配分する仕組み

 

債券(国債社債など)は、将来利子を受け取る権利を販売するもの

 

会社の買収 会社の利益を最大化するという名目で、事実上会社を支配できる

ようになること

 

自社株買いは、立ち退き料を払って一部の住民に引っ越してもらい、残った人たちで快適に暮らそうとするようなものでしょうか。

 

実際には、会社がもしも倒産したらとか、会社を清算する場合はとかを考えて、複雑な定義が必要なのでしょう。また利益は株主にと考えるのは、会社で働く人も、商品やサービスを購入する人も、あまり気分が良くないので、株主が会社の所有者と言っているような気もします。

 

ただ、株についてとりあえず納得したい(誰かを納得させたい)時には参考になるかなと思って、今回のブログを書いてみました。