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好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

レベル別に本を並べた本屋が理想

お題「自分の本屋を作るとしたら」

 

最近の本屋は本の質が劣化している店が多いと思う。悪貨が良貨を駆逐する状態になって、しばらくすると閉店してしまう本屋を何件か見てきました。

これは町の小さな書店だけではなくて、大型書店でも、目立つ部分の本は評判の良いものをそろえていても、家庭の医学コーナーだと科学的根拠の弱い本が並んでいたりします。

 

そんな中で、比較的まともな本を揃えていると思うのが紀伊国屋書店の新宿本店。

本の冊数は他の大型書店と変わらなくても、ちゃんと読めば役に立つ本の割合は他の書店より、かなり多くなってると感じます。司書の人が、しっかり本を選んでいる図書館のような雰囲気でしょうか。何かを学びたい時に本を探すのなら、広尾にある都立中央図書館と比べても、遜色の無い品揃えになっていると思います。

 

自分が本屋を作るとしたら、紀伊国屋書店での単なるミニチュア版ではつまらないので、各分野の本をなるべくレベル別、難易度別に並べたいと思います。英語や算数・数学のような基本となる分野は本屋でも学年別だったり、小、中、高、それ以上と並んでいると思いますが、アラビア語とか宗教の歴史、免疫学や微生物学と言った、比較的マイナーで敷居の高そうな分野でも、普通の人でも読めそうな1冊’(前回ブログに書いた教養としての世界宗教事件は、まさに、そういうタイプの本でした)、もう少し本格的に学びたい人の本とレベル別に並んでいると、勉強が好きとか資格マニアみたいな人が集まるかもと思ったりします。大きな本屋には英語の参考書の近くに英語多読学習用にGraded Reader (グレーデッド・リーダー)がレベル別に置いてありますが、色々な分野の本を、ああいう感じにレベル別に並べたいと思います。

本屋の名前は「自習堂」。

 

このブログを書いていて中学の時の国語の先生を思い出しました。その先生の口癖は「自学自習」でした。また高校の授業が1980年代当時では珍しい習熟度別(成績別)の授業だったことも影響しているのかもしれません。

教養としての世界宗教事件史  島田裕巳

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教養としての日本宗教事件史 (河出ブックス)と合わせて
教養としての宗教事件史 (河出文庫)として文庫化されています。

 

 

少し前に宗教関連の話題で大騒ぎになってたこともあり、珍しく宗教関連の本を読んでみました。自分は世界史が苦手で、山川世界史のような教科書は途中で挫折してしまうのですが、この本は無理なく最後まで読めました。

 

 

文章が読みやすいのはもちろんですが、この本は24の大きな出来事を扱っており、良い意味で断片的な内容になっていると思います。時代や地域を、それほど気にせずに好きな章から読むことも出来ます。

 

 

仏教なら、日本と東南アジア、チベット仏教の違い、キリスト教ならカトリックプロテスタント東方正教会ギリシャ正教ロシア正教など)の違い、現代のアメリカ、中東(イスラム教)、中国の宗教事情、儒教は宗教?ゾロアスター教って何?、と言った断片的な知識は持っていても、ちゃんと理解していない事柄が色々と出てきます。

 

ガリレオニュートン日蓮と言った人物と世界の宗教との関わりも興味深い内容でした。


個人的には、曾根綾子の小説がキリスト教徒に人気の無いキリスト教文学と紹介されていたのが印象的。

 

タイトルや表紙、前書きは何となく難しそうな雰囲気を、かもし出していますが、実際には入門の入門。昔ながらの教養と言うよりは文系出身者にとっての一般常識(高校の世界史レベル)と言った感じです。

 

自分が読んだのは、河出ブックス版ですが、教養としての日本宗教事件史とセットで1冊の文庫本になってるようです。

 

微生物の科学 中島春紫 おもしろサイエンス 日刊工業新聞社

微生物の科学 おもしろサイエンス (B&Tブックス)
中島春紫

 

 

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アトピーに関する本を読んでいると時々出てくるのが黄色ブドウ球菌
しかし微生物図鑑のような本で、黄色ブドウ球菌を見ても、今一つピンと来ませんでした。また細菌などの微生物に関する本は自分にとっては難しすぎるものが多いので、とにかく易しい本を探してたら見つけた1冊です。

 

第1章の微生物研究の歴史と立役者たちは、微生物学の偉人伝。野口英世北里柴三郎などの研究と業績が紹介されています。
第2章では、微生物の分類など微生物に関する基礎の基礎の内容と、細菌を寒天培地で培養して、顕微鏡で観察するといった微生物研究の基本について紹介されています。第3章では、乳酸菌、大腸菌と言った有名な微生物の紹介(黄色ブドウ球菌も紹介されています)、第4章では、漬物、ヨーグルト、パン、酒(ビール、ワイン、日本酒)と言った発酵食品について紹介しています。

 

全体的に親しみやすいテーマが選ばれており、生物学の予備知識がなくても
数時間で読める内容です。生物に興味を持った中学生から高校1年生あたりの
人が読むのに適したレベルだと思います。
(ちゃんと勉強するための本と言うよりも、雰囲気を味わうための「入門の入門」的な1冊)


ちなみに黄色ブドウ球菌に関しては、ほとんどの人が保有していると考えられる、
「弱り目につけ込んで牙を向く日和見感染菌」などと解説されています。

 

アトピーに関する朝日キーワードの説明をまとめみました

図書館に昔の朝日キーワード(朝日新聞社の時事用語解説)が置いてあったので、
自分にとって興味のあるアレルギーやアトピー関連のページを眺めてみました。

 

図書館にあったものでは、86年、87年に花粉症で、それぞれ2ページ、90年と91年は、アトピー性皮膚炎で1ページ、92年、92~93年、94年にはアレルギー性疾患で2ページずつ解説されています。

 

最も古い86年には、「副じん皮質軟こうなどで治療するが、多くは年長になって治ることが多い」と出ています。副じん皮質軟こうはステロイド軟膏のことなので、現在の視点から見ても常識的な説明だと思います。

一方、現在では注目されることの少ないブドウ球菌感染症説も紹介されています。

 

花粉症に関してはディーゼル排ガス関連説が紹介されています。

また花粉症の治療法として、注射による減感作療法が「効果は確実でなく、患者の負担が大きいのが欠点だが、時に完治することもある」と紹介されています。
(最近話題の減感作療法は、舌の下で錠剤を溶かすもの)

 

86年、87年の花粉症の解説が現在から見ても常識的な内容が多いのに対して、90年、91年のアトピー性皮膚炎は、現在から見ると問題の多い内容になっています。


90年では、アトピー性皮膚炎を「非常なかゆみが特徴で、とくに夜かゆいために激しく泣き、眠れず、食欲を失ったりする」と症状の激しさを強調した上で、「アトピー性皮膚炎は遺伝的にアトピーのある赤ちゃんが、食物に対して起こすアレルギー反応(中略)の結果と考えられる。」「食事療法の徹底は有効だが、卵や牛乳は加工食品に広く使われ、普通の食事がほとんど出来なくなる」など、今読むと、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎を混同した問題の多い記述になっています。

 

86年、87年のみ漢方薬による治療も紹介されています。(消風散と柴胡剤)

 

 

最後の92年、92~93年、94年では、再びバランスの取れた記述へと軌道修正を図っています。

 

92年
アトピー性皮膚炎治療混乱の最大要因は、小児科医と皮膚科医で、食物に対する考え方が大きく異なることだ。小児科医の多くは、卵、牛乳、大豆などでテストをし、陽性の場合は食物制限を強く指導する。一方、皮膚科医は栄養の偏りをより重要と見て、ほとんど食事を制限しない。マスコミには小児科医の意見が強く反映されており、母親は食物に過剰なほど敏感になっている。」
「国際的には、アトピー性皮膚炎と食物は本質的な関係と考えられていない」と言った内容になっています。

 

94年では、小児科医と皮膚科医の対立という構図ではなく、「日本では、アトピー性皮膚炎の原因を食物やダニによるアレルギーと考える医師が多いが、世界的には疑問視されている」と微妙な表現になっています。

 

一方ステロイドをめぐる混乱に関して言及している年は(図書館にある限りでは)
全くありませんでした、


こうした内容を、都合よく責任転嫁するマスコミの無責任な態度と考える人もいるでしょうが、個人的には当時の医療側の混乱が伝わってくる興味深い内容だとも思います。

 

 

90年を除き、IgE抗体に関する記述があります。最近注目されているTレグ細胞同様、日本人による世界的な発見が直接的に治療に結びつくことへの期待が反映されているような気もします。

原因を探らずに治すアトピー(清水良輔)

原因を探らずに治すアトピー(清水良輔) 日本評論社

 

 
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アトピー性皮膚炎の治療では、アレルギーを特定するための検査は重要ではなく、ステロイドの正しい使用や心理療法が効果的と言う立場で書かれた1冊。


アトピー患者の具体的な症例を報告した部分は非常に臨場感があり、精神科医心療内科のように患者の悩みに向き合っているという印象を受けました。

 

ステロイドに関しては医師が正しいと思った治療法を実施するインフォームドコンセントではなくて、最終的には患者に選択させるインフォームドチョイスの立場を明確にしています。そして内服薬は危険、塗り薬は安全と言う立場を取るのではなく、強いステロイドが必要な時は短期間、内服薬を処方する時もある一方で塗り薬の場合でも長期間の連用は避けるべきという立場を取っている。


また再発予防効果が高く計画的にステロイドを減らすことの出来るプロアクティブ療法の有効性を強調しています。血液検査に関してもアレルギーを特定するための検査は必要ないという立場ですが、炎症状態(アトピー性皮膚炎の酷さ)を測定するTARCに関しては有効に活用すべきと言う立場です

 

一方ステロイドの使用を望まない患者や、ステロイドだけでは治癒しない患者には心理療法が効果的という立場。著者自身は、ブリーフセラピーとナラティブセラピーを活用しているとのこと。アトピー性皮膚炎の心理療法について詳しく載っている本は少ないので貴重。

 

このブログで以前紹介した川島眞医師もアトピー性皮膚炎の心理的な要因を重視する立場ですが、どちらも理論的な研究からではなく臨床経験から心理面の影響の大きさを重視するようになった点は共通しています。その一方で、大学教授で大学病院勤務の川島医師と、開業医の清水医師の立ち位置の違いも個人的には興味深い内容でした。二人とも、心理面を重視する一方で、抗うつ薬など精神科で処方される薬を使用することの是非については言及を避けています。まだ結論の出ていないテーマなのかもしれません。

 

私自身も皮膚科に通院しているのですが、皮膚科は他の科に比べて診察料が安いような気がします。また大学病院の偉い先生は、アトピーと他の病気の正確な鑑別には熱心で診断自体は頼りになりますが、病気を治しきるという熱意には乏しい場合が多いような気がします。しかし、この本の清水医師のように、充分な知識と経験を持つ皮膚科医が、本気で治そうとすれば、難治性と言われている皮膚病のかなりの部分は治るのではないかと思いました。理想の皮膚科医についても考えさせられる1冊でした。
 
関連記事
皮膚に聴く からだとこころ 川島眞 PHP新書

 

リーダーの栞(モーサテ)で意外な1冊

テレビ東京系、朝の経済ニュース番組「Newsモーニングサテライト」、
社長など経営者の愛読書を紹介するリーダーの栞では、少し意外な本が
紹介されていました。


(以下公式サイトから引用)

www.tv-tokyo.co.jp



今回のリーダーは、郊外を中心に「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「お好み焼き本舗」などを全国で200店ほど展開する物語コーポレーションの小林佳雄会長です。紹介する本はオランダ人ジャーナリストが書いた「人間を幸福にしない日本というシステム」。日本人の幸福をはばむ原因は「説明する責任」のない官僚が事実上の権力を握っていることにあると分析。人々は「シカタガナイ」というひとことで無関心でいるよう「しつけられている」と説いています。小林会長は本を読み「説明責任」こそ社員が自立してイキイキと働く原動力になるといいます。

 

人間を幸福にしない日本と言うシステム
カレル・ヴァン・ウォルフレン /著, 篠原 勝 /訳
毎日新聞社

 

感想
まだジャパンアズナンバーワンと信じていた人も少なくなかった20年以上前のベストセラー。当時は日本の官僚は特に優秀だと信じていた人が多数派だったと思います。官僚を反面教師にすると言う発想が非常に面白いと思いました。

幸せのため欠かせないものランキング(TBS ランク王国)

放送から既に時間が経ってしまいましたが、TBSで土曜日深夜にやっているランク王国で、「渋谷・原宿の女性300人に聞きました 幸せのために欠かせないものTOP10」と言うランキングをやっていました。

 

Q.渋谷・原宿の女性300人に聞きました
幸せのために欠かせないものTOP10

 

1位 お金 63人
2位 食べ物 44人
3位 友達 42人
4位 家族 37人
5位 睡眠 16人
6位 笑顔 13人
7位 ペット 11人
8位 恋人 9人
9位 時間 8人
10位 旅行 6人

 

 

特別なことよりも、ささやかな幸せを求めている人が多いようです。

6位の笑顔は男性には、かなり珍しい回答ではないかと思います。

また年齢層があがると、健康がランクインするのではないかと言っている人もいました。