好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

みんなのメンタルクリニック入門 (竹内今日生)


 

 

都市部では駅の近くのビルの一角にあったりするメンタルクリニック
この本では、メンタルクリニックが、どんな患者さんを対象として、どんな診断、治療を行っているのか、易しく説明しています。
(子ども、女性、働く人を、典型的なケースとして、具体的に解説)
図表は使わず、読者に語りかけるような文章。

 

メンタルクリニックを訪れる典型的なケースは、「おそらくはストレスによる心の不調(心の風邪)だろうけれど、もしかしたら体の病気が隠れているかもしれない」ような状況。あるいは心の問題ではあっても、一時的に薬を使った方が、解決しやすくなるケース。(薬を使うべきかどうかは、医師でなければ判断できません)

 

精神科医が内科の先生を兼ねていた、あるいは内科の先生が精神科も兼ねていたのは昔の話。今では心の問題は精神科医が見る時代に。そして精神科医だけで抱え込むのではなく、他の診療科の医師とも連携する時代に。

 

またカウンセラーと精神科医の役割分担も、はっきりしてきているとのこと。
著者のクリニックでは、検査、診断を行い、投薬治療などで、マイナスをゼロまで持って行くのが精神科医の役割。一方、ゼロまで戻った状態からプラスにしていくのがカウンセラーの役割としています。
やや不正確な気もしますが、大雑把なイメージとしては実態に近いのかもしれません。

 

精神医学そのものには深入りしない代わりに読みやすい、メンタルクリニックのガイドブック。

 

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