鉄のひみつ(学研の学習漫画)
日本製鉄協力、学研プラス発行の学習漫画。
(新日本製鉄と住友金属が統合して誕生した新日鉄住金は、2019年4月、日本製鉄に。)
紙の書籍は市販せず、小学校の図書室や公共図書館に配布。
電子版は学研のサイトで無料で読めます。
宇宙、地球レベルでの鉄の歴史。
製鉄所の見学。
鉄鉱石から鉄を作る千葉県の君津製鉄所。
鉄道のレールを作っている福岡県の八幡製鉄所。
鉄道の車輪を作っている大阪の製鋼所。
人類の歴史と鉄の利用。
そして鉄のリサイクルなど環境問題への取り組みと、鉄の未来。
単なる企業の宣伝に留まらず、鉄の歴史と未来について理解を深めるように配慮した内容だと思います。
以下、内容に関するメモ。
鉄の原子は地球ではなく遠くの星で作られた。
鉄は他の金属と比べ値段が安いのも大きな強み。
鉄の性質は、炭素の割合などにより、さまざまに変化する。
鉄のライバルはアルミ。新幹線の車体も鉄から軽量なアルミに。しかし重さだけでなく、強度やコスト、リサイクルに必要なエネルギーなどを総合的に考えることが大切。
鉄のリサイクルは重要なテーマ。
江戸時代以前の日本では砂鉄を原料に、刀などを作っていた。(たたら製鉄)
鉄鉱石を使う明治以降の製鉄とは大きく異なる。