好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

上白石萌音は声優よりもナレーション

君の名は。」の三葉役、上白石萌音
最近ではナレーションの仕事の方が多い。
仕事の適性には、能力だけでなく性格的な向き、不向きも大きいと理解できる好例かも。

 

新海誠監督の新作映画公開に合わせて地上波で放送される大ヒットアニメ映画「君の名は。」。映画自体は皆知っていても、世代が違うと話が噛み合いにくい内容でもあります。単に映画の感想を書いても、今更感が強いので今回は「上白石萌音が、あまり声優をやらない理由」を考えてみたいと思います。

 

最近では声優(アニメ声優)の仕事よりもナレーションの仕事が多い上白石萌音

 

君の名は。」放送の翌週、7月7日には、NHKスペシャルの「恐竜超世界」の語りを担当。

 

他にも

「明日へつなげよう 未来塾」

 

解体キングダム

(解体現場の謎に迫る建物解体バラエティー
(以上NHK)

 

レギュラーのミニ番組
風景の足跡(テレビ東京
彩~日本遺産~(BS-TBS)


深夜、早朝に放映された非常にシリアスな内容のドキュメンタリー番組も。

テレメンタリー2019
「3.11を忘れない76 命を懸けた娘へ」
テレビ朝日では、2019年3月3日放送)

 


一方アニメの仕事はパラリンピック関連の5分番組ぐらい。


NHK アニ×パラ 第6弾 主演・上白石萌音 × 視覚障害者柔道! 

アニメ作品ですが、ドキュメンタリー番組のようなメッセージ性のある内容でした。

他にアリータ: バトル・エンジェル(銃夢)の吹き替えも、やっています。

 


仕事というのは需要がないと発生しないので、どう評価されているかも大切ですが、上白石萌音の場合は「声優、ナレーション、どちらも高い評価を受けている」と考えて問題ないと思います。

 

その上で、上白石本人が、声優やナレーションについて、どんなコメントをしているのか見てみたいと思います。

 

上白石萌音「やれる限りできたらいい!」と今後も声優業に意欲 | マイナビニュース


「まだまだ未熟で声優の皆さんには全く及びませんが、この声で出来ることはやれる限りできたらいいなと最近は思っていますし、もっともっと磨かなければいけないと思っています」(引用終わり)

 


これだけ読むと、こういう性格の人なのかなと思いますが、ナレーションに関しては対照的なコメントをしています。(本人の公式ブログより、少し長いのですが、ひとまとまりの内容なので)

 

筆が走る | 上白石萌音オフィシャルブログ「Moneiro」Powered by Ameba


「ありがたいことに、
沢山ナレーションのお仕事をさせていただいています。
とてもとても好きな時間です。
時間をかけて築き上げられた映像。
言葉が選び抜かれた台本。
責任感がありますが、
毎回大きな刺激をいただきます。

 

そして毎回、映像の中の方々にお会いして感謝を伝えたくなります。一視聴者として。
今だにカメラの前で緊張しているわたしは、密着される方々、凄いなあ、とも思います。
リアルを映し、アイデンティティを引き出すスタッフの皆さんも凄い。

 

そして思う。
どの分野にもそれを生業にしている方々がいて、
ものごとの殆どは誰かが生み出していて、
だから粗末に扱って良いものなどないなあと。
丁寧に生きたいものです。」
引用終わり

 

声優とか女優と言われる人たちの一般的なコメントとは非常に対照的で、個性が現れていると思います。

 

能力的、技術的には声優もナレーション(ナレーター)も両方できる。けれども性格的にはアニメを見たり漫画を読んだりするよりも、ドキュメンタリーを見たり本を読んだりする方が好きなんだろうなという感じがします。

 

成功体験の中で自分を見失わないことの大切さ。

 

こんな使われ方は本意ではないと思いますが、声優になりたいという子どもに、
「こんなに大成功した声優さんが3年後にはナレーションのほうが好きだと言ってるよ。人間って経験を重ねると考えが変わっていくんだよ」という活きた教材になりそうです。(事実関係が不正確なので、あまり良くないのですが、もしも小学生とかに説明する場合。また上白石がナレーションの仕事に意味を見出したように、声優やユーチューバーの仕事に意味を見出している人が多数いることも重要な点だと思います。)

 

ここまで、上白石萌音のことを声優兼ナレーターみたいに書いてきましたが、この人の本業は女優です。(歌手活動もする女優)。しかし何が本業なのかとは別に、ナレーションの仕事を大切にしてるんだなと伝わってきたので、今回のようなブログを書いてみました。今回の内容は大丈夫なのか少し心配ですが、好意的に読んでいただければ幸いです。