好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

ナースになったらピュアな心がなくなりました。(コミックエッセイ)


 

 

看護師さん自身によるリアリティ重視の「お仕事マンガ」。
4コマまんがで「看護師あるある」を描いています。
作者は高校の看護科を卒業して20歳で看護師に。
看護師国家試験に合格して、はじめての病院勤務の話から漫画は始まります。
女性看護師(看護婦)、寮生活、新人研修、夜勤有り、外科、手術有り、看取りもあります。


イラストでは全編ナースキャップを着用していますが、実際には就職2年目で廃止されてしまったとのこと。

 

イラストはコミカルですが、内容は非常にリアル。病院以外では滅多に起こらないような非日常的な出来事が、病院では毎日のように起こります。そうした出来事の1つ、1つに看護師さんたちは冷静に対処していきます。

 

タイトルは「プロの看護師」になることを自虐的に表現しているようです。医療関係の場合、仕事になれるイコール人間として成長することとも言い切れない複雑さもあるようです。(編集の人が人目を引こうとして、このタイトルにしたのかもしれませんが)
看護師さんは一般的に再就職が容易なので、病院に合わない人は辞めてしまう。上手く適応した人たちで、助け合って業務をこなしているという側面も。

 

このタイトルだと、公立の図書館や学校図書館には置きづらいかもしれません。しかし内容は真面目で、中学生や高校生が読むと色々と参考になりそうです。

 

ナースになったらピュアな心がなくなりました。 (BAMBOO ESSAY SELECTION) [ にわみちよ ]