好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

インド人との同棲を描いたコミックエッセイ


 

 

一緒にいて楽しく笑いの絶えない相手なら、多少変わった相手でも受け入れられる。そんな女性によるコミックエッセイその2。(その1は、1つ前の記事)

 

日本に住む年下のインド人男性との同棲生活を描いたコミックエッセイ。インド人男性はヒンズー教徒ではなくて、インドでは少数派のムスリムイスラム教徒)。正式に結婚するのは大変なので同棲中(事実婚状態)。

 

女性(この本の原作者)は40代で、一人で生活していける経済力あり。仕事一筋で婚期をのがす。お相手はインド料理の店で働くインド人男性。カルチャーギャップに戸惑いながらも、二人の共同生活を楽しんでいます。

 

見所の1つは、日本でのムスリムの生活。イスラム教には色々な戒律があると言われています。日本で生活する場合には、全ての戒律を厳格に守るわけではなくて、ある程度簡略化されています。しかし「豚肉は食べない」など、日本にいても、ゆずれない部分はあります。このことを放送大学の番組で、高橋和夫教授は「郷に入れば四に従う(ムスリムが日本で暮らす場合、5分の4は日本の習慣に従うが、残り5分の1はイスラム教の戒律に従う)」と言っています。この話の具体的な様子が、女性パートナーの目を通して描かれています。


日本にいても小さなモスクに通う、ラマダン(断食月)明けのお祭りをモスクで行うなど。

 

その他、インド人から見たインド事情、(観光で来るならともかく)外国人にとっては必ずしも住みやすくはない日本の現状も描かれています。

 

色々と大変そうだけど、本人が楽しければ、それでオッケー。自己責任漫画その2でした。

 

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