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「腥い」で「なまぐさい」(東大王の漢字オセロ)


TBS東大王の漢字オセロ。今回ポイントになったのは「腥い」でなんと読むかと言う問題でした。

 

答は見出しに書いてしまいましたが、理由を説明する前に漢字オセロについて。
オセロのマス目ごとに難読漢字が書かれていて、正解すると、そこにコマを置けるオセロゲーム。本物のオセロゲームのような戦略が必要です。芸能人チームは人数が多いので、正解が分らない人は捨て駒にしてでも急所のマス目を取りに行くのがポイント。(将棋の女流棋士早大生の竹俣紅などが司令塔になって、オセロに詳しくない人に指示を出していきます)一方、東大生で構成されている東大王チームは4人しかいないので、誰か一人脱落すれば、大幅に戦力ダウンです。

 

今回のポイントは「腥い」の読み方。完全にノーマークだったアンミカが正解して、芸能人チームの勝利に大きく貢献しました。

 

さて、「腥い」は何故「なまぐさい」と読むのでしょうか。
漢字に少し詳しい人なら、すぐに気づくのは、月は「つきへん」ではなくて「にくづき」だと言うこと。胸とか腰とか腸とか沢山ありますね。高校の生物の授業でも、生物で月が付く漢字は、ほとんどが「にくづき」と習った記憶があります。月と星と思わせて回答者をミスリードする引っ掛け問題だったわけです。

 

漢和辞典で、腥と言う漢字を引いてみると(家にある漢語林の音訓索引では、「なまぐさい」で引けました)、「肉の中に星のようにまじる白い脂肪のある、しもふり肉の意味」と出ています。霜降り肉を見て、霜じゃなくて星を思い浮かべたわけですね。そこから「なまぐさい」になるのは、時代の違いを感じます。