最強の免疫力 今津嘉宏
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風邪やインフルエンザの予防法、適切な対処法を分りやすく紹介した本。テレビの健康情報番組のような内容で、1~2時間で読めます。狭い意味での免疫学の話よりも、風邪に負けないために気をつけたいことが色々出ています。
うがい、手洗い、マスクについて正しく理解する。(これらは細菌やウイルスを遠ざけるために大切。朝の歯磨きにも口の中の細菌、ウイルスを除去する役割があります)。健康に良い睡眠と食事。体を冷やさない。(こちらは免疫力、あるいは抵抗力と言ったものを高めます)
インフルエンザには予防接種、すぐに判定できる検査法、タミフルなどの抗ウイルス薬があるので適切に利用するのが賢明。症状が治まっても、周囲の人への感染を防ぐために、決められた期間は学校を休むべき。
風邪をひいてしまったら・・・
熱と汗の意味を正しく理解する。(的外れなことをしないで済みます)水分補給も大切。風邪で心配なのは、最初のウイルス感染だけでは終わらず別の細菌に感染してしまうこと(二次感染)。甘く見ずに、体を大切にするべき。
蛇足
「最強の免疫力」と言う書名に釣られて、季節はずれの今頃、図書館から借りてきてしまいました。出版社の作戦成功と言えるかもしれません。