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フリーアナウンサー(元日本テレビ)魚住りえによる「話し方」講座。「声」は洋服と同じ。話すことはスポーツと同じ。楽器を演奏するように自由自在に声を操るのが目標。
まずは腹式呼吸や滑舌(かつぜつ)などの基本的なトレーニング。
モノマネ芸人のように、理想とする人(ロールモデル)のモノマネをしてみる。自分の声を録音して、元の音声との違いを修正していく。
声の高さ、話すスピードを状況に合わせてコントロールできるようにトレーニング。
実際のアナウンサーのような朗読訓練も(黙読、音読、強調したい箇所や抑揚をつけたい箇所のチェック、朗読本番)
会話やスピーチへの応用と言った内容です。
巻末に小泉純一郎、進次郎親子のスピーチが解説されていて、テクニックを重視する著者の考えが反映されています。
魚住アナの考え方は元TBSの吉川美代子アナとは対照的。吉川アナは標準的な日本語(規範的な日本語)には、こだわる一方で、声を作ったりモノマネしたりすることには否定的。その人にとって一番自然な声が大切と言う立場です。どちらが合っているかは、人それぞれかもしれません。英会話の練習にシャドーイングを取り入れるべきかと言う話と少し似ているような気もします。
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