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からだ探偵とは体の中で起こるさまざまな事件を専門に調査する探偵である。
(裏表紙より)
黄緑色で帽子をかぶっているのが「からだ探偵」
クリーム色で正体不明な「助手くん」
この2人が、からだに関する事件を調査していきます。
例えば、歯が痛い「虫歯事件」、日焼けでヒリヒリ事件、「うんこが3日も出ない」事件など
小学生の時期に、本当に学んで欲しいのは病気に関する知識ではなくて、内臓、筋肉、骨、脳、免疫に関する基礎知識でしょう。しかし、そういった知識が何故必要なのか、実感のわかない子どももいるでしょう。そこで、本人や家族に体験した人がいそうな出来事から始めて、「体の仕組み」、基礎医学とか生物学の基礎の基礎を学べるような構成になっています。
またマンガのキャラクターや駄洒落は、思いっきり子ども向けになっています。「もっと大人向けの本が読みたい」と思ってくれれば目標達成でしょう。
大人が読めば、すぐに読み終わってしまいます。しかし第3章「事件は脳で起きている」に登場する前頭葉、視床下部、海馬、扁桃体の役割を全て理解している人は文系では少ないと思います。ガチガチの文系人間でも、このレベルから復習すれば理科が好きになるかもしれません。
楽しくわかる! 体のしくみ からだ事件簿 [ 坂井 建雄 ]
関連図書 (からだの仕組みを学ぶ子ども向けの本)
sukinakoto-happy.hatenablog.jp