好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

森田敏宏「東大理Ⅲにも受かる7つの法則」


 

東大理3にも受かる7つの法則 難関を乗り越える処方箋(小学館101新書)【電子書籍】[ 森田敏宏 ]

 

東京大学理科Ⅲ類合格、東大医学部卒業の医師が書いた中学生、高校生向けの自己啓発本

 

進学校以外に通う中学生、高校生、地方在住の中学生、高校生を主な想定読者として、進学校に通う生徒に負けない心構えや学習習慣を説いています。

 

受験のテクニックと言うよりも、、コーチング理論や学習心理学を受験に応用した内容。経験的、あるいは心理学的に、ある程度根拠のある精神論を語る受験指南書。

 

自分の夢を実現するためには、「先人の知恵」を学ぶ必要がある。だから今は基礎的なことを学習して、大学を受験するという原点を忘れないこと。大学合格を最終目標にしてはダメ。

 

大学受験で一番大切なのは自信(高いセルフイメージ)。
無名校に通っていても、周囲の大人や同級生が夢を壊すような人ばかりでも、高いセルフイメージを持てるように、考え方や人との接し方を工夫すべき。

 

次に集中力をもって勉強を継続すること。この本には、ルーティーンという単語は出てきませんが、今風に言えば受験勉強におけるルーティーンを確立することが大切。

 

目標に応じて努力の方向性を軌道修正していくこと。
(各人の個性が入り込む余地が少ないのは、大学受験の性質上、止むを得ないことかもしれません)

 

この本の出版は2012年。本文中で言及されている東大秋入学は実現せず、日本人の多くも当時よりは自信を取り戻した雰囲気です。しかし、この数年間、これで良かったのだろうか。今読むなら、そんなことを考えながら読んで見るのも良いかもしれません。

東大理3にも受かる7つの法則 難関を乗り越える処方箋(小学館101新書)【電子書籍】[ 森田敏宏 ]