「気・血・水」の流れが健康をつくる 「漢方の原則」で病気知らずに! [ 三浦於菟 ]
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「気・血・水」の流れが健康をつくる 「漢方の原則」で病気知らずに! [ 三浦於菟 ]
三浦於菟 読み方は「みうら・おと」
漢方で考える健康法、健康な生活習慣について書かれています。
極端な健康法に走るのではなくて、無理なく続けられることが大切。
(著者自身も喫煙の健康被害は充分理解しつつも、無理な禁煙はせずに
タバコを吸い続けているとのこと)
欲望のまま飲み食いするのは良くないが、基本的につらいことはしなくていい。
従来の和食のような健康的な食事、適度の運動、睡眠などで体のバランスを保つことが大切。特に腹八分は大切。
また万人にあてはまる健康法は存在せず、虚症や実症と言った漢方の考え方で,自分の体質を理解することが大切。
こうした結論部分には納得ですが、問題は、「気・血・水」の流れで健康や病気、体のバランスを考える前半部分。
漢方独特の考え方は、ちょっと分かりにくいような気がしました。
本当に納得しようと思ったら、もっと詳しい本をじっくり読まないと
「なんで、そんな風に考えるの?」という疑問が浮かんできそうです。
(漢方独特の考え方をしている部分を除くと、全体的には読みやすい1冊です。)
テレビや週刊誌をなどの影響で陥りがちな安易な健康法には嵌らない(はまらない)ように、健康的な生活をイメージするのには良い本だと思います。