好きになる救急医学第3版 [ 小林国男 ]
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電子書籍あり
文字通り救急医学の入門書です。
特に救急救命士の資格と業務について詳しく説明されています。
各章の冒頭と終わりには、先生と犬のベル君の会話が収録されていて
時間のない高校生の場合、その部分だけを読んでも、ある程度参考になりそうです。
現場に居合わせた人による119番。(可能な場合は応急手当)
救急車の中でのプレホスピタルケア。(救急救命士でもある救急隊員による処置)
そして病院での治療が始まります。
ドラマやドキュメンタリー番組で見たことのある救命救急センターでは、
実際にはどんな治療が行われているのか。外傷、熱傷(火傷)、急性中毒と言ったテーマ別に順番に見て行きます。(この部分には、一般人や高校生には少し難しそうな内容も含まれています。解剖学などを学んでから読むと理解が深まりそうです)
現在では救急車で現場に急行する救急隊員と、病院などに勤務する看護師さんは
完全に別の職種になっているので(両方の資格を持ってる人もいるとのこと)、救急医学に興味を持った高校生は、どちらの仕事が自分に向いてるか考えならが読んでみるのも良さそうです。
救急医学は専門性が高く一般の人向けの本自体が少ないので興味を持った人には貴重な1冊だと思います。
この本は高校生の進路選択に役立つかもと思ってブログを書き始めたら、妙に偉そうな書き方になってしまいました。素人のおせっかいだと思っていただければ幸いです。