好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

微生物の科学 中島春紫 おもしろサイエンス 日刊工業新聞社

微生物の科学 おもしろサイエンス (B&Tブックス)
中島春紫

 

 

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微生物の科学 [ 中島春紫 ]
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アトピーに関する本を読んでいると時々出てくるのが黄色ブドウ球菌
しかし微生物図鑑のような本で、黄色ブドウ球菌を見ても、今一つピンと来ませんでした。また細菌などの微生物に関する本は自分にとっては難しすぎるものが多いので、とにかく易しい本を探してたら見つけた1冊です。

 

第1章の微生物研究の歴史と立役者たちは、微生物学の偉人伝。野口英世北里柴三郎などの研究と業績が紹介されています。
第2章では、微生物の分類など微生物に関する基礎の基礎の内容と、細菌を寒天培地で培養して、顕微鏡で観察するといった微生物研究の基本について紹介されています。第3章では、乳酸菌、大腸菌と言った有名な微生物の紹介(黄色ブドウ球菌も紹介されています)、第4章では、漬物、ヨーグルト、パン、酒(ビール、ワイン、日本酒)と言った発酵食品について紹介しています。

 

全体的に親しみやすいテーマが選ばれており、生物学の予備知識がなくても
数時間で読める内容です。生物に興味を持った中学生から高校1年生あたりの
人が読むのに適したレベルだと思います。
(ちゃんと勉強するための本と言うよりも、雰囲気を味わうための「入門の入門」的な1冊)


ちなみに黄色ブドウ球菌に関しては、ほとんどの人が保有していると考えられる、
「弱り目につけ込んで牙を向く日和見感染菌」などと解説されています。