好きなことを知っている人は、しあわせ

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虐待された少女たちの“その後”上白石萌音

 2021年1月30日追記

この番組は、令和2年度(第75回)文化庁芸術祭 ラジオ部門優秀賞を受賞しました。

令和2年度(第75回)文化庁芸術祭賞の決定について

 

 

聞き逃し配信 ラジオ特集「虐待された少女たちの“その後”」

語り 上白石萌音
聴き逃し配信は、2021年3月末まで

 

NHK北九州 ラジオ第1 での再放送

2021年2月15日(月)17:00〜

 

初回放送

NHKラジオ第1
2019年9月23日 午後10時5分 ~ 午後10時55分

 

以下は、2019年、9月28日投稿

 
珍しいラジオのドキュメンタリー番組。普段は、あまりラジオを聞かないのですが、上白石萌音とマネージャーのツイッターアカウントで紹介されていたので、聴いてみました。

 

母親から虐待を受け、非行に走り、薬物を乱用した少女。少年院での生活を経て、民間の更生施設で集団生活をすることに。そんな厳しい状況で人生を送ってきた当事者(経験者)が人生を振り返ります。

 

上白石萌音のナレーションによる状況説明、当事者本人(番組中では「さくらさん」)による回想、所々に施設の職員のコメントや再現ドラマ風のシーンを挟んで進行します。

 

家出をする、薬物を乱用する、暴力をふるう、こうした問題行動には、それなりの理由があったことが経験者の言葉として語られています。(善悪とか法律的な問題とは別に)

 

民間の更生施設としても、愛情を伝えたいと思いつつ、更生のためには厳しいルールで入居者の生活を律する必要があります。

 

介護の現場で働くとか、入居している更生施設で後輩の指導をするとか、別居していた父親と同居するなど、危うさをはらみながら、前進していく様子が伝わってきます。(だから継続的な支援が必要とも言えそうです)

 

人柄が伝わってくるような「さくらさん(当事者)」の語り方と、上白石萌音の抑制されたトーンの「語り」とのコントラストも印象的。