好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

単位キャラクター図鑑


 

 

m(メートル)や㎏(キログラム)と言った基本的な「単位」を擬人化されたキャラクターで学習します。日本図書センターのキャラクター図鑑シリーズの1冊。2019年6月出版の新刊です。

 

単位とは、「ものをはかるときに基準になる量」。算数や理科、社会の授業を理解するために必要な基礎知識。日常生活でも、毎日、目にします。キログラムの定義が新しくなったことでも、話題になりました。

 

現在、使用されている「単位」は、世界共通の「国際単位系(SI)」と、各国で伝統的に使われてきた「単位」に大きく分けられるとのこと。

 

国際単位系(SI)で厳密に定義された7つの基本単位(メートル、キログラム、秒など)。基本単位を組み合わせて、面積や体積などの単位が作られます。


ちなみに、キログラム㎏の新しい定義は難解すぎるので「キログラム原器に代わる新しい基準が、物理学の法則によって決められたよ。」とだけ書かれています。
またリットルは、最初のキログラムの定義には使われていたのに、現在では国際単位系に含まれていないとのこと。

 

フィート、インチ、ガロン、バレルといった欧米で伝統的に使われている単位。尺、寸、升(しょう)、合(ごう)といった、日本や中国で作られ使用されてきた単位も紹介されています。

 

前半の長さ、広さ、かさ(嵩)、重さを表す単位は、日常生活でも、よく見かけるものが多数。一方、後半では、時間と速さ、明るさ、電気、温度、エネルギー、力など、日常生活というよりも、物理などの理科、科学で重要な単位が色々と登場します。私も含めて、文系の人の多くが、正確には理解していない単位も含まれています。(カンデラ、ルーメン、ジュールなど)

 

登場するキャラクターの中で唯一マグニチュードだけは、「単位ではなく目安」と書かれています。(辞書では、尺度とかスケールと説明されています)

 

算数や理科の授業のハードルを、自然と下げてくれそうな1冊です。

 

身近なモノをなんでもはかってみたくなる! 単位キャラクター図鑑 [ 星田直彦 ]