Dr. ヤンデルの病院選び
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医療機関の賢い利用方法について、現役の病理医が説明したもの。
現代では「藪医者」は、ごく少数。ほとんどの医師、ほとんどの病院は、ちゃんと標準治療をやってくれる。大学病院だけでなく、中規模の病院でも医療のレベルは高い。また医師同士、病院同士のネットワークも頼りになる。
日本の医療を基本的に信頼したうえで、賢く利用するコツを述べています。
(ただし、一部に標準治療を行わず、詐欺的な高額医療を行っている病院はあるので、そういう所に迷わされないことは大切)
病院選び自体は、通いやすい所を選ぶのが一番。かかりつけ医になってくれる近所の開業医。比較的空いている中規模病院。
後半の各論では、病院選びというよりも、「病気かもしれない」と思った時の対処法が書かれています。
風邪の場合は、無理して、すぐに病院に行く必要はない。
生活習慣病との付き合い方。
お医者さんだって、すぐには病名が分からないこともある。
救急車を呼ぶべき時。
性病は恥ずかしがらずに、ちゃんと病院へ行くべき。
著者の専門である「がん」の話
健康診断の活用法
日本の医療も捨てたもんじゃないと思える内容。