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永遠のヒーローとスマホゲーム(世にも奇妙な物語ネタバレ)

この記事は、世にも奇妙な物語の「永遠のヒーロー」という話は、よく分からなかったという人のために書きました。

 

「永遠のヒーロー」
フジテレビ系、6月8日(土)土曜プレミアム枠「世にも奇妙な物語'19 雨の特別編」


凝った特撮シーンに、AI(人工頭脳)という最新のテーマ。個人的には傑作だと思うのですが、「ストーリーが良くわからないから、今回の作品中最下位」なんて感想も。そこで、分かりにくかった部分について書いてみました。

あらすじは省略して、いきなり結論部分(ネタバレ)を書くので、まだ本編をご覧になっていない方は、ご注意ください。

 

 

 


結論から言うと、
「永遠のヒーロー」は、大場亜希(上白石萌音)が入院中に遊んでいたスマホゲーム。
母がお見舞いに来れず、退屈なのでダウンロードしたもの。

 

レッドライガーなど5つのキャラクターから1つを選んでゲームスタート。
(亜希はレッドライガーを選ぶ)

 

次にプレイヤーの属性を選択する。
(ここではレッドライガーの属性を選択)

得意技 レッドサイクロン
特徴  猫舌
関係  父親
(関係は、兄、弟、父親、友人、友達、上司から選択)

 

戦闘シーンは普通のRPG(ロールプレイングゲーム)のようにプレイヤー(ここでは大場亜希)が操作。戦闘に勝つとレベルアップしていく。

 

戦闘の合間には、AI機能を搭載したキャラクター(レッドライガー)と会話を楽しむことができる。

 

スマホゲームの中の父親(郷ひろみ
「世界で一番大切な娘だ」

 

プレイヤー(娘、亜希)は、セリフを選択


ありがとう
私もお父さん大好き
恥ずかしいからやめて
ふーん、だから?

 

亜希は「恥ずかしいからやめて」を選択


このドラマの真相について、はっきりと描かれているのは、ここまで。
後は、視聴者が余白を埋めていくタイプのドラマです。

 

スマホゲームは2次元アニメ、郷ひろみが演じるのは、実写の特撮ヒーロー。
両者のギャップを埋めるのは大変かもしれませんが、逆に想像力が刺激されるような気もします。

 

以下は、私の個人的な解釈です。
(番組を録画してある人は、以下の部分を読まずに録画を見たほうがいいかもしれません)

 

亜希にとって大切だったのは、世界を救うことそのものではなくて、ゲームの世界で父親を助けたり応援したりすること。入院中、家族と会えない亜希にとって、戦闘の合間、合間の父との会話が何より幸せだった。

 

娘が難病だと知った父親は、なぜか明るい。永遠のヒーローである父親は、世界を救えるだけでなく、娘のことも救えると何故か確信しているようだ。(理由は描かれていないけれど)

 

以下、話のネタバレ以外に関するメモ

 

今回の特撮ヒーローは、

普段は茨城県ローカルヒーロー
イバライガーとして活動している。

 

悪役の声は、山寺宏一がまとめて担当。

 

亜希の入院している病室にもテレビはあるが、テレビの前に鏡が置かれているので、普段はテレビを見てなさそう。亜希は、もっぱらスマホゲームをして過ごしている。今、若い人が入院すると、普通そうなるのでしょうが、テレビで、はっきりと描かれていたのには時代の変化を感じます。