好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

おもしろい! 料理の科学 平松 サリー


 

 

小学校高学年から中学生向けの料理の科学。

 

ゆで卵やバター、ジャムなどが出来る「科学的な仕組み」の解説に加えて、実際に作ってみる(料理してみる)ためのレシピを収録。色々な濃さの食塩水を作る、水に大量の砂糖を溶かすなど、家庭でも出来る科学実験も紹介。また、糖分、タンパク質、酵素、脂肪と油、塩分などの科学的な性質も少しずつ理解できるようになっています。食べ物に含まれる色素や人間の味覚についても解説。

 

著者の平松サリーは京都大学農学部を卒業後、大学院にも進学した「バリバリのリケジョ(理系女性)」。農学部出身ということで、栄養学よりも食品の科学が中心。その後、ライター兼料理研究家に。そういった経歴も影響しているのか、この本は、理科の教科書と家庭科の教科書を足して2で割ったような内容になっています。理科の教科書を抵抗なく読める人にとっては発展学習として面白そう。しかし理科が苦手な人にはハードルが高いかもしれません。

 

 

おもしろい! 料理の科学 (世の中への扉) [ 平松 サリー ]