好きなことを知っている人は、しあわせ

好きなことを知れば幸せになれる。好きなことが分からないと幸せになるのは難しい    

踊る産科女医 (コミックエッセイ)


 

 

初出は女性セブン(2010年)の連載。
性行為と妊娠にともなうリスクの説明を重視した、広い意味での性教育コミック。産婦人科の話。(流産や赤ちゃんの障がい、母体へのリスク、望まない妊娠など)

 

多少難しい話、不都合な真実でも、理詰めで話せば分ってくれる人を想定した内容。一部の極端に非常識な人には、命令口調で指示を出すこともあるけれど、常識のある人に対しては、リスクを丁寧に説明するまでが医師の仕事。その先で、どんな選択をするかは、医師ではなくて当事者が決めること。まして専門家ではなくて、自分の個人的な経験しかない人、ネットで得た中途半端な知識しか持たない人は、自分とは違う立場の人も尊重して欲しい。それが、この本の立場。

 

既に内容が古くなっている部分もありそうです。しかし、リスクの説明をうけて選択するという状況になれる、という意味では今でも役に立つかもしれません。
ブックオフとか図書館で見つけたら、掘り出し物だと思います。

 

 

踊る産科女医 (実用単行本) [ 吉川 景都  宋 美玄 (監修) ]